今朝の朝刊の隅っこに、こんな記事を見つけました。
陣痛促進剤で127人が死亡
陣痛促進剤の投与により92年10月から今年9月までに全国で
少なくとも210件の事故が起き、赤ちゃん100人と母親27人が死亡
したとの調査結果を、市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」
(愛媛県今治市、出元明美代表)が8日までにまとめた。
同会は「医師の知識が不十分で安易に使われている」としており、
結果を厚生労働省に伝え適正使用の徹底を求める。
同会への相談などを基にまとめた。被害は39都道府県で、死亡例
のほかに脳性まひなどの後遺症を負った子どもが68人、植物状態
などになった母親が5人いた。
旧厚生省は92年10月と93年3月に医師向けの文書を改訂。
投与量の制限や、母子の状態を装置で継続的にチェックすることが
盛り込まれた。
陣痛促進剤は効果の個人差が大きく、母親の子宮破裂が起きたり、
胎児の頭が強く圧迫され仮死状態で生まれ死亡する場合がある。
出元代表は「必要がないのに、病院側の都合で分娩(ぶんべん)を
誘発させるために使われるケースもある」と指摘している。
日刊スポーツ[2005/12/8/21:37]
少子化や不妊が問題となってる中で、ようやく芽生えた小さな生命
や母体が大事にされていないのではないか?と思えてなりません。
本人が希望するケースもあるのでしょうが、病院側の都合でなんて、
本当に許せない話です。
私は「生命は神様から与えられるもの」と信じているからもちろんです
が、そうでなくても、可能な限り自然に近い形が人にとって最も良い
ということは理解してもらえるのではないか、と思うのですが、どうも
世の中の流れはそれとは逆の方向へ進んでいるようです。
日本は人工妊娠中絶が非常に多い国でもあります。
国が公表しているだけで年間30万件以上、実数は100万件を超える
という推計もあります。
その半分でも生まれてくることが出来たら、少子化問題はたちどころ
に解決するのではないかと思うのですが、そういう「対策」はどなたも
お考えにならないようで、大変残念です。
キリスト教界では「小さないのちを守る会」という団体が中絶を減らす
ために取り組んでいますが、里子の斡旋には法的な壁があったり、
クリスチャンの間でもこうした取り組みに理解が低かったりと、大変
苦労しておられます。
性犯罪の被害者など、望まない妊娠のケースはともかく、「産まない
権利」なんてのはそれこそ「自己責任」の放棄ではないでしょうか。
まずは「産みたくても産めない」人を支えることが、政治にも社会にも
求められると思います。
陣痛促進剤で127人が死亡
陣痛促進剤の投与により92年10月から今年9月までに全国で
少なくとも210件の事故が起き、赤ちゃん100人と母親27人が死亡
したとの調査結果を、市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」
(愛媛県今治市、出元明美代表)が8日までにまとめた。
同会は「医師の知識が不十分で安易に使われている」としており、
結果を厚生労働省に伝え適正使用の徹底を求める。
同会への相談などを基にまとめた。被害は39都道府県で、死亡例
のほかに脳性まひなどの後遺症を負った子どもが68人、植物状態
などになった母親が5人いた。
旧厚生省は92年10月と93年3月に医師向けの文書を改訂。
投与量の制限や、母子の状態を装置で継続的にチェックすることが
盛り込まれた。
陣痛促進剤は効果の個人差が大きく、母親の子宮破裂が起きたり、
胎児の頭が強く圧迫され仮死状態で生まれ死亡する場合がある。
出元代表は「必要がないのに、病院側の都合で分娩(ぶんべん)を
誘発させるために使われるケースもある」と指摘している。
日刊スポーツ[2005/12/8/21:37]
少子化や不妊が問題となってる中で、ようやく芽生えた小さな生命
や母体が大事にされていないのではないか?と思えてなりません。
本人が希望するケースもあるのでしょうが、病院側の都合でなんて、
本当に許せない話です。
私は「生命は神様から与えられるもの」と信じているからもちろんです
が、そうでなくても、可能な限り自然に近い形が人にとって最も良い
ということは理解してもらえるのではないか、と思うのですが、どうも
世の中の流れはそれとは逆の方向へ進んでいるようです。
日本は人工妊娠中絶が非常に多い国でもあります。
国が公表しているだけで年間30万件以上、実数は100万件を超える
という推計もあります。
その半分でも生まれてくることが出来たら、少子化問題はたちどころ
に解決するのではないかと思うのですが、そういう「対策」はどなたも
お考えにならないようで、大変残念です。
キリスト教界では「小さないのちを守る会」という団体が中絶を減らす
ために取り組んでいますが、里子の斡旋には法的な壁があったり、
クリスチャンの間でもこうした取り組みに理解が低かったりと、大変
苦労しておられます。
性犯罪の被害者など、望まない妊娠のケースはともかく、「産まない
権利」なんてのはそれこそ「自己責任」の放棄ではないでしょうか。
まずは「産みたくても産めない」人を支えることが、政治にも社会にも
求められると思います。