Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

ファイナル

2007年06月15日 23時58分51秒 | 音楽
チューリップの最後のツアー「run」が、いよいよ今日から始まりました。
12会場15公演。集客力はその程度ではないはずですが、体力が持たない
のでしょうか。今のところ追加公演の噂は聞きません。
最初は「これで最後」と断言していた財津さんが後に「たぶん最後になると
思う」とトーンダウンしたらしく、一部のファンの間では希望的観測が流れて
いるようですが、単発イベントはともかく、全国ツアーはもう無理だろうな、と
思います。2月にNHKが財津さんにインタビューした時、コメンテーターの
美輪明宏氏が「歳、歳って、私より若いのに」と苦言を呈していましたが、
「チューリップとしての(ファンから期待される)活動はもう限界」ということで、
音楽活動そのものをやめるわけではないですし(「もう歳だから」は財津さん
の口癖でもあるけど、NHKの編集や美輪さんの受け取り方も何だかなぁって
感じでした。美輪さんだって、若い時と全く同じことはやってないでしょうに)、
何より一度解散した再結成バンドですからね。
そもそもはビートルズの「アンソロジー」そして新曲「Free as a Bird」発表に
触発されたメンバーが、自分たちももう一度一緒に何かやれないか、という
ところから出発した「期間限定」再結成だったわけで、財津さんは最初から
「若い頃はぶつかりあって、そのまま喧嘩別れしちゃったけど、今度は上手
にさよならしたい」みたいなことを言ってました。再結成後最初のアルバム
「We believe in Magic」にもそんな歌詞の新曲が入ってました。
全てのものには終わりがあります。そして、やめるべき時があります。今が
その時、という財津さんの決断を、ファンとして受け入れたいと私は思って
います。