Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

ゲゲゲのゲ

2005年08月30日 22時48分19秒 | 日記、雑感
今、鳥取県の境港に来ています。
かつては水揚げ高日本一を誇ったこの町も、鰯の漁獲量の
激減で打撃を受けていますが、妖怪を売り物に、観光地と
して地域活性化を図っています。
ということで、先ほど「水木しげるロード」に行って参りました。
「逢魔が刻」といえば黄昏時のことですが、人通りの絶えた
夜道で見る妖怪オブジェというのも、なかなか乙なものです。
デジカメで写真を撮りまくってきました。

でも本当は、明るいうちに境港に来るつもりだったのですが、
出雲で仕事をした後、ネットカフェで長居をしてしまいまして、
すっかり日が暮れてからの到着となってしまいました。
おかげで、宍道湖&中海も見損ねてしまいました。

明日から、隠岐に行きます。3日間の「島流し」です。(^^;)
今のところ、台風は来なさそうですが、無事に帰って来れるか
やっぱり心配です。船は苦手だし・・・。
去年、高速船で屋久島に行きましたが、フェリーで外海に出る
のは、子供の頃、博多から壱岐に行って以来です。
船酔いで仕事にならなかったら、どうしよう・・・。

それと、金曜日の夜、広島でチューリップのライブがあるのです。
間に合うように帰って来れるかなぁ。

ということで、これから金曜日の夜までは、私はインターネットが
できなくなります。
隠岐がPHSの圏外でなければ何か書き込むかもしれませんが、
一応「お休み」と思って頂いて結構です。
ではまた週末にお会いしましょう。

広島・昭和20年8月6日

2005年08月29日 23時53分04秒 | 映画・ドラマ
「空前の感動超大作」という謳い文句は、ちと大袈裟でした。
間延びした展開で、いささか興ざめしました。
もう少しはしょって、2時間に収めた方が良かったかな。
原寸大に復元された産業奨励館(原爆ドーム)をはじめ、
セットは大変良く出来ていました。
でも、加藤あいはミスマッチでした。

クライマックスでB29が広島に侵入するシーンの合成映像が、
現在の広島市だったのには、がっかりしました。
テレビドラマにリアリティを求めるのは酷かも知れませんが、
他は頑張っていただけに、最後でつまづいたのは残念です。

最初に話を聞こうとしなかった生徒たち(修学旅行生?)が
最後には涙を流しながら聞き入っていたのは、予定調和で
嫌でした。(ドラマだから仕方ないけど)
忘れてはいけない、伝えるべきことだけど、そう簡単には
伝わらない。それが60年という時の流れでしょう。
今回のプロジェクトが何を意図していたのかわかりませんが
今訴えるべきこと、訴え方をもっと考える必要があったと
思います。


試しに

2005年08月28日 23時22分06秒 | 日記、雑感
いよいよパソコンの寿命が尽きそうです。
ブログの更新が困難になったので、PHSからの投稿にチャレンジしてみました。
上手く行けば、明日からも続けたいと思います。
ただ、古い機種なので、自分で見ることはできませんので、コメントを頂いても
すぐにはお返事できません。
あしからず。


私も郵貯は嫌いだけど

2005年08月24日 16時01分27秒 | 時事・社会
今朝、熊本駅前で民主党の岡田代表に「遭遇」しました。
学生時代に旧社会党の国会議員とは、話をしたり一緒に
集会に参加したりしたことがありますが、党首クラスの人
を生で見たのは初めてです(やっぱり田舎者・・・)。
感想ですが、テレビで受ける印象そのままに、地味で、
オーラが無くて、真面目だけが取り柄という感じでした。
そこに物足りなさを感じる人が、小泉首相なんかを支持
するんでしょうね。政治は見た目でするわけではないはず
なのですが。
ただ、時にはパフォーマンスも必要で、民主党が飛躍する
ためには、岡田代表も、菅直人氏や小沢一郎氏をもっと
上手に使えるようにならなきゃだめですね。

さて、これまで、小泉政権の郵政民営化への批判の中で、
郵便局を擁護するようなことをしばしば書いてきましたが、
基本的に私は、郵便貯金廃止論者です。
特殊法人の無駄遣いもさることながら、アジア諸国への
ひも付き援助、乱開発&公害輸出の資金となってきたから
です。最近は民間並みの超低金利に落ち着いてますが、
ひと昔前までの郵貯の高利回りを支えていたのは、国債
だけではなく、アジア諸国からの「搾取」なのです。
また、郵貯のお金の流れの不透明さは、仮に特殊法人に
流れなくなったとしても、いつどんな悪いことに使われるか
わからない不安があります。そもそも郵貯と年金は、戦費
調達を目的に始められたものです。
(祖父の代からの防衛族である小泉首相が郵貯民営化に
こだわるのは、この点を考えると不思議な面もありますが、
よく言われる「橋本派潰し」「大衆政党への脱皮」に加えて、
竹中路線によって民間金融機関を押さえてるから、郵貯も
大丈夫、との読みもあるのかも知れません。)

しかし、地方においては郵貯は欠かせないという現実や、
郵貯を民営化しても、特殊法人が存在し続け、政府も国債
を発行し続ける限り、官へのお金の流れは止まらないことを
考えると、今の政府案や説明では不十分ですし、今すぐに
やらなければいけないとは思えません。
バブル期の定期貯金の大量満期以降、郵貯残高は目減り
を続け、現在約200兆円。簡保と合わせても300兆円です。
それでも十分巨額ですが、やり方次第ではもっと減らすこと
もできますし、せっかくあるものだから、どう有効に使うか、
という議論があってもよさそうなものです。
その点、民主党の預け入れ限度額引き下げ案は、取って
付けた感はあるものの、検討に値すると思います。
(大体「全額政府保証」といっても、現在の限度額1000万円
は、ペイオフ制度による保障額と同額で、官民の違いは本来
無いはずなのですが・・・)
また、年金制度改革を小手先で終わらせ、社会保険庁の
民営化を行わなかったことで、150兆円の年金積立金が、
政府の手元に残ることを見過ごすなら、「郵政改革」は欺瞞
であると言わざるを得ません。

大人の責任

2005年08月23日 18時54分22秒 | 時事・社会
明徳義塾の出場辞退で始まった、今年の夏の高校野球。
見事連覇を果たした駒大苫小牧の不祥事発覚という、
なんともいえないオチが付いてしまいました。

子を持つ親として、「体罰」に関しては複雑な思いがあり
ます。「愛のムチ」なんて大人の勝手な理屈で、本当は
良くないことだと思いつつ、やっぱり手が出ることが、
正直あります。
ただ、そこは親子ですから、たとえ「許される」ことでは
なくても、親として責任を持って関わり続けることはできる
わけです。
どうもこの国では、教師に対する要求や期待が高くて、
その裏返しとしての「体罰容認論」が根強いようですが、
「善意の暴力」(「正義の」とも言い換えれるでしょうか)を
一旦認めれば、際限なく拡大される恐れは常にあります。
(実際、アフガンやイラクで起きてることもそうでしょう。)
力で押さえつけることは、相手の人間性(人権)の否定
でもあります。だから、公務員による体罰は法律で禁止
されています。
「日の丸・君が代」の徹底にあれほどの執念を見せるなら、
「体罰禁止」の徹底にも力を入れてほしいものです。
そうした努力を怠っておいて、高校球児にだけ責めを負わ
せる(それも、部員の一人が「被害者」であり、他の部員
にも何の落ち度もないのに)なら、教育者に値しません。
高野連の処分はまだ下っていませんが、秋季全道大会予選
の出場停止の可能性は高いです。つまり、来春のセンバツ
への道も断たれるわけです。
世の不条理を体験するのも「勉強」かも知れませんが、
高校生には酷ですよね。
その責任を、大人はちゃんと取っているのでしょうか?

批判されるべきは・・・

2005年08月22日 10時50分10秒 | 時事・社会
かつて「国政に住民投票はそぐわない」と地域住民を
批判していた政党のトップが、「今度の選挙は郵政
民営化の是非を問う国民投票だ」とのたまう時代に
なりました。かといって、自民党が本当に国民本位の
政党に変わったようにはとても見えませんが。
共産党が言うように、もし「郵政」だけで選んだら、
後は白紙委任になってしまう、危険な選挙であることは
確かです。郵政法案を通したらまた解散してくれるわけ
ではないのですから。
しかし、メディアも自民党と新党のゴタゴタばかりを取り
上げておいて、「民主党は影が薄い」などと批判するの
もどうかと思います。首相サイドのメディア戦略に利用
されない、報道人としての見識を持ってほしいものです。

批判と言えば、民主党をはじめとする野党は、必ずと
言っていいほど「対案を出せ」と批判されますが、そう
したことをいう人たちは、(政府ではなく)与党が、どれ
だけの法案を自分たちで作っているか、考えたことが
あるのか疑問です。ほとんどの法案は、政府(つまりは
官僚)案を与党が了承、という形で出されています。
小泉首相は「有識者会議」を次々作ってアイデアを出さ
せる手法を採っていますが、最後にまとめるのは官僚
です。(だから骨抜きになる、と短絡的に結論付けて
いいかは、また別の話ですが)
与党がやってない(できない?)ことを野党に求めるのは、
かわいそうですし、無理があります。野党にはもっと
頑張ってもらわないと、この国の民主主義はますます
危なくなってしまいますが、筋違いな批判で足を引っ張る
ようなことは慎みたいものです。

それにしても、新党結成も候補者選考も、お粗末極まり
ないのに、「選択肢が増える」などとのたまってる方々は
どこを見てるんでしょうか。やはり人々の意識と政治の
成熟度は、相関関係なんですかね。


落下傘

2005年08月21日 01時18分07秒 | 時事・社会
ライブドアの堀江社長がついに衆議院選に出馬を表明
しました。
私が住んでる所の選挙区は広島6区ではないので、
直接関係はありませんが、地元に「落下傘候補」が
来るというのは、やはりいい気がしないものです。
国政とはいえ、地域代表を選ぶのが選挙ですから。
しかも、本当に志があるのか、小泉首相のお先棒を
担ぎたいだけなのか、或いは売名行為か、相変わらず
堀江氏の真意が読めません。
正直言って、プロ野球参入やニッポン放送買収での
失敗を見ても、政治家としてやっていける人には到底
思えません。本人はやる気があるかも知れませんが、
はたから見たら、担がれて踊らされてるだけにも見え
ます。第一、あれだけ叩かれた自民党と手を組むのが
変ですよね。今まで振り撒いてきたイメージが「幻想」
だったと自ら告白するようなものです。
自民公認ではなく無所属で、というのも姑息です。
自民党内に異論が多いのもあるでしょうが、落選した
場合の影響を極力少なくしようという魂胆が見えます。
一時噂されてた竹中大臣の出馬見送りもそうでしょう。
万一落選したら大きな痛手ですし、落選した人を民間
人枠で担当大臣に再任するわけにもいきませんから。
「全ての選挙区に候補者を立てる」という首相発言も
嘘だったわけですね。それで国民の信任を得られると
思ってるんですかね。それとも、創価学会票を生かす
ために、投票率を下げる戦略?

IT後進地域で郵政民営化にも反対論が強い地方を
あえて選んで、勝算はあるのでしょうか? それとも
情勢分析もせずに勢いだけ? はたまた、真の狙いは
民主・佐藤氏を落とすことだったりして・・・。



国策

2005年08月17日 17時34分27秒 | 時事・社会
先週鹿児島に行ってた時、休憩で立ち寄った道の駅に、
立派な公園や宿泊施設があったので、ちょっと散策しました。
すると、こんな立て札がいくつも立ってるのを見つけました。



「石油貯蔵施設」というのは、志布志湾の石油備蓄基地の
ことです。1969年に閣議決定された「新全国総合開発計画」の
目玉プロジェクトとして、苫小牧東部、むつ小川原などとともに
巨大コンビナートの建設が計画されていましたが、「列島改造」
による狂乱物価やオイルショックの影響で頓挫しました。が、
81年に計画が備蓄基地に変更され、建設が強行されました。
地元の猛反対に加え、自治体も「国が工場を建てて経営して
くれるわけではないから」と慎重な姿勢を崩さなかったことから、
経済情勢の変化への対応は他所に比べればスムーズでした
(少なくとも莫大な負債を抱えて、六ヶ所村の原子力施設建設に
走らざるを得なくなった青森県よりはマシでしょう)が、環境庁も
異を唱えていた開発そのものは、結局推し進められたわけです。



で、立て札に「設立地対策等交付金施設」とある通り、受け入れた
(押し付けられた?)地元に対して国が毎年、お金を払っているわけ
です。高度成長の夢を追い続けた国策のツケは、今も払い続け
られています。
一方で地方での公共事業を批判しながら、迷惑施設は地方に押し
付ける矛盾した構造が改まらない限り、無駄な金は流れ続けます。

お盆

2005年08月16日 18時12分13秒 | 時事・社会
世間の流れに従うのはあまり好きではありませんが、
夫婦そろってまとまった休みを取れるのは、盆と正月
くらいなので、実家に帰省しました。
おかげで、15日に福岡から広島に伴侶と娘を連れ帰り、
また次の仕事地の佐賀へ行くという、無駄な動きをして
しまいました。

お盆(正式名称は[盂蘭盆会・うらぼんえ])の語源は、
サンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)という言葉で、
転じて「逆さまに釣り下げられるような苦しみにあって
いる人を救う法要」という意味なのだそうです。
お盆の行事はお釈迦さまの弟子の一人、目連尊者
(もくれんそんじゃ)が母を救う話に由来するそうですが、
それに古くからの農耕儀礼や祖霊祭祀などが融合して
伝えられてきたのが日本のお盆です。
宗教には「伝統」が付きもので、「聖典に載ってないから
ダメ」と一概に言えない面もありますが、日本のお盆に
関しては、「薮入り」の名残りが大きいと思います。

江戸時代、お正月とお盆は奉公人が休みをとって実家に
帰ることが出来る時期で、これを「藪入り」と称しました。
当時は、仕事を見習うために、職人・商人ともに、十三・四
歳頃から師匠や商家を選んで丁稚奉公にでたものです。
丁稚たちは例年、正月の薮入りに主人から衣類万端与え
られ、小遣いをもらって親許へ帰ります。
この時期はまた、他家に嫁いだ女性が実家に戻ることの
出来る時期でもあり、自分と自分の家(先祖、ルーツ・・・)
の繋がりを確認する大切な行事でありました。
  (提灯ドットコム「お盆のこんな話しってる?」より)

多くの地域では旧暦のお盆(8月15日)に近い、15日前後
に行われています。というか、関東では7月だって、この
記事を書くために調べるまで知りませんでした。

お中元も、お盆に由来しています。江戸時代に庶民の間
にもお盆が広まると、親族や知人の家を訪ねて進物の
贈答をすることが行われるようになりました。これを「盆礼」
と言います。昔は「盆礼」は「十五日」に行われ、(「十五日
礼」と呼ぶ地方もあるそうです)、1年のうち正月十五日を
上元、十月十五日を下元とし、その中間の七月十五日を
「中元」ということから、盆礼を中元とも呼ぶようになりました。
お歳暮とどっちが先か、詳しくはわかりませんが、単に中間
だからとか、デパートの仕掛けというわけではないようです。

調べれば調べるほど、この国の宗教の雑多性(或いは、
いい加減さ)が見えてきます。地鎮祭を「習俗」とするような
感覚もその延長線でしょう。だとすると、「靖国」に対する
こだわりは、日本人の宗教観とはかけ離れているように
思えてなりません。靖国問題は宗教ではなく政治の問題
なのです。
8月15日に靖国神社に参拝しなかったことについて、個人の
宗教心の発露ならきちんと表明すべきところを、小泉首相が
コメントできないのも、政治的判断であるがゆえです。
(選挙対策という、非常に低次元の判断でしょうけど。)

テレビあれこれ

2005年08月13日 04時20分39秒 | 日記、雑感
節目ということもありますが、今年は「戦争・平和」をテーマにした
番組が非常に多い気がします。出張先のホテルではBSも見れる
から、というのもあるかも知れませんが、10年前よりも多く目に
したように感じました。
とりわけ頑張っているのがNHK。「政府御用達」と言われながらも
取材班の中には良心的な人も多く、ドキュメンタリーは良いものが
多いです。今年に関しては、相次ぐ不祥事や、番組改編をめぐる
「政治的圧力」疑惑で失った信頼を取り戻そうと、必死だからかも
知れませんが。

今後、デジタル放送開始でコンテンツが不足するようになると、
過去の優れた作品が再放送される機会も増えるかも知れません
が、それよりも「見たい番組」を注文できる仕組みを早く確立して
ほしいです。少なくとも「公共放送」のNHKは、そういう方向性を
目指していいのではないでしょうか。その上で、一律に受信料を
徴収する現行制度から、コンテンツ利用料中心の制度へ移行
していけばいいと思うのですが。
(莫大な広告料に頼る民放は、やりたがらないでしょうけど)

予約録画したかった番組が、時間変更で録れなかったので、
ふとそんなことを考えてみました。
そういえば、日テレが巨人戦の中継延長を最大15分とし、試合
展開に応じて時間を決める、との新方針を先日打ち出しました。
他局も追随するのかな? 野球延長による番組繰り下げも、
時間が読めなくなるわけで、困った話です。