しまね自死遺族フォーラムin江津 無事に終わりました
2022年3月5日(土)
強風注意報は出ていましたが、春の日差しの中たくさんの方にご来場をいただきました。
江津市役所健康医療対策課健康増進係の佐々木さんが奔走してくださり、オンラインご講演.ミニコンサートも大成功でした。
取り急ぎ、当日の様子をお知らせします。
自殺対策強化月間 江津市で「自死遺族」が自らの悲しみを語る
今月は国が定める「自殺対策強化月間」ですが、これにあわせて家族がみずから命を絶った「自死遺族」について、理解を深めてもらうフォーラムが江津市で開かれました。
このフォーラムは遺族で作る自助グループが開いたもので、最初に遺族の支援に詳しい専門家が講演し、社会の無理解や非難、それに偏見や差別にさらされることで、遺族はさらに苦悩を深めてしまうと指摘して、社会全体で理解を深めていくことが求められると述べました。
続いて5人の遺族が自身の経験や思いを語りました。
このうち、次男を24歳で亡くした女性は出勤する息子を見送ったのが最後の会話になったと話し、「あの朝、休ませていれば、息子の思いにもっと気づけていればとずっと悔やんでいる」と語りました。
また、夫を50歳で亡くした女性は「命を大切にしてほしい。遺族には死ぬまで続く苦しみや悲しみが残る。大切な命を守れる世の中になってほしい」と訴えました。
参加した男性は「いかに自分が無関心だったかを痛感させられた。自死に対する偏見や差別をふっしょくするために、身近なところから取り組みたい」と話していました。
自助グループ代表の桑原正好さんは、「思い悩んだときは、すぐに気持ちを口に出して『助けてください』と言ってほしい」と話していました。
NHKしまねっとニュースより