津和野町日原にある「かわべ」で25日から、「私たちのまさか~自死遺族の想いを伝えるパネル展」が始まりました
あわせて初日にはミニ講演会があり、遺族たちの心情や置かれる現状を伝えさせてもらいました。この講演会に、地元日原中学校の一年生の生徒さん達が受付や司会に参画してくださいました。当然、自死問題に直接触れることになります。
大人だけでなく、生徒さん達に今日の話をインプットしておいてもらえれば……と願いつつ話をさせていただきました。
また、「今日のこの話を家に持ち帰って家族で話題にしてね」とも。
古民家をリフォームした母屋と蔵で、今回のようなかなり重たい本来タブーとされた内容のイベントを企画される新たな試み……
どうかなと思っていましたが、満席にはただただ驚きでした。
地域が老若男女一緒に頑張っていらっしゃることに、逆に元気をもらいウルッときました。
小さなコミュニティの大きなイノベーション。
いつでもどんな所でも、人の持っている気合いの底力は人を動かすものですね。
自死遺族の想いを伝えるパネル展は、にぎわい創出拠点かわべの「蔵」で10月1日まで開催中です。
24日に準備しながら、たった4枚(裏表)のボードにどれだけのパネルが使えるのかと不安でした。
が、蔵の壁面や柱やスポットライトを駆使し、素晴らしいパネル展会場となりました。
今回、長い裁判を闘ってこられた過労自死の高木さんのパネルを初めて紹介できました。
また、NPO法人ジェトルハートプロジェクトさんからお借りした、子どもたちのパネルもあります。
津和野散策のついでに、ぜひ「かわべ」にお立ち寄りになって観てください。
来場者に、自死へと追い詰められていったいきさつの説明をしている杉村さん