竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

日本の神話 その五 (高御産巣日神 (たかみむすびのかみ)/ 神産巣日神(かみむすひのかみ))

2020年07月22日 | 日本の神話
令和2年7月22日(水)
お早うございます。

今日は日本の神話その五 (高御産巣日神) を掲載いたします。

(過去の掲載)
2019年10月24日  日本の神話 その一 <日本ができるまで>
2019年12月 3日  日本の神話 その二 <高天原の物語 誓約まで>
2020年 2月24日  日本の神話 その三 <高天原の物語 スサノオの暴虐と天の岩戸>
2020年 4月22日  日本の神話 その四 <出雲 ヤマタノオロチ退治>

『古事記』では高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、『日本書紀』では高皇産霊尊と書かれる。
また葦原中津国平定・天孫降臨の際には高木神(たかぎのかみ)、高木大神(たかぎのおおかみ)という名で登場する。
別名の通り、本来は高木が神格化されたものを指したと考えられている。「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。

『古事記』では神産巣日神(かみむすひのかみ)、『日本書紀』では神皇産霊尊、『出雲国風土記』では神魂命と書かれる。

『古事記』によれば、天地開闢の時、最初に天之御中主神(あめのみなかぬし)が現れ、その次に神産巣日神(かみむすび)と共に高天原に出現したとされるのが高御産巣日神(たかみむすび)という神である。子に思金神(おもいかね)、万幡豊秋津師比売命(よろずばたとよあきつしひめ)がいる。

『古事記』で語られる神産巣日神は高天原に座して出雲系の神々を援助する祖神的存在であり、他の神々からは「御祖(みおや)」と呼ばれている。
須佐之男命が大気都比売神を殺したとき、その死体から五穀が生まれ、神産巣日神がそれを回収したとされる。
『日本書紀』では出雲系の神々が語られないため、カミムスビはタカミムスビの対偶神として存在するのみで特にエピソードは無い。
『出雲国風土記』では島根半島の地名起源譚に登場する、土地神たちの御祖として「神魂命」の名が現れる。キサガイヒメ・ウムギヒメなど土地神たちの多くは女性神であり、母系社会の系譜上の母神として存在したと考えられる。

天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神は、共に造化の三神とされ、いずれも性別のない神、かつ人間界から姿を隠している「独神(ひとりがみ)」とされている。
ただし神産巣日神を女神、高御産巣日神を男神とする説がある。
この造化三神のうち、高御産巣日神と神産巣日神は、その活動が皇室・朝廷に直接的に大いに関係していると考えられたため、神祇官八神として八神殿の第一と第二神殿で祀られた。

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