以前父が元気だった頃の父の酒の飲み方は独特でした。
何が独特かというと
①酒の場で仕事の話など真面目な話は酔いがまわる前に速やかに済ます。
②馬鹿話とカラオケに徹する。(真面目な話をしない。というかまともな会話をしない。)
③カラオケの梯子をする。(ただただ歌い踊りその場を楽しむために競争率の低い飲み屋・・・つまりお客さんの少ない店を梯子する。)
そのときは何が面白いのだろうと思ったが、今となれば、さもありなん。
酒の場で真面目な話をして良かったことってほとんどない。
政治や思想などの話をすればエキサイトするか自分を殺すか・・・だ。
エキサイトすれば酔いも手伝って思考回路が酔っ払うから理路整然としなくなり後は感情論・・・人間関係がまずくなる。翌日、後悔し気分がブルーになる。
自分を殺せばストレスがたまり精神衛生上良くない。
私の故郷五島は酒の飲み方がすごい。一気飲みを強いるし強いられる。そのうちすごく酔っ払って本音が出たり、冗談が通じなくなりいざこざが起こるのは想像に難くない。
酒を飲んだら歌って踊って馬鹿話・・・これが一番いいのかもしれない。