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渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

Apple Jump 写真館~先週のライブから~

2010年03月15日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
久しぶりの更新です。
何度もお伝えしているように、今月はApple Jump一周年記念月間です。
それもあって、日頃の出演者の方々が、ここ一番という共演者を呼んでいただいていることもあって、おかげさまで日々活況を呈しております。
毎日明け方まで残務処理をしている状態が続き、ブログが滞ってしまいました。

さて、言い訳はこの辺にして、先週のライブを例によってApple Jump 写真館として、簡単にご報告させていただきます。



水曜日は、山口真文(tenor&soprano.sax)、片倉真由子(piano)のDUOがありました。

毎月のように行なっている片倉真由子のDUOシリーズ。本日はApple Jump一周年記念として、このサックスの巨匠にご登場いただいたことは、とても感慨深かったです。
山口真文が好んで取り上げるA.C.ジョビンの「ルイーザ」、「ステラ・バイ・スターライト」、マイルスの「ソーラー」、フレディ・ハバードの美しいジャズワルツ「Up Jumped Spring」等、王道ジャズを堪能しました。
それから、片倉真由子のニューヨーク時代にフレディ・ハバードを観にいった時のエピソードもとても貴重なお話でした。普段あまりMCをしない片倉ですが、この日は、とても饒舌でした。山口真文登場とあって、真由子ファンが集結して、とても暖かい雰囲気の中でライブが進行したことが原因かな。


木曜日は、上西千波(vocal)のトリオです。(安井さち子(p)、金子健(b))

上西千波も定期的に出演をお願いしているボーカリストです。上西千波とは、横浜のドルフィーでケイコ・リーを観にいった時に偶然隣り合わせになったことが、縁の始まりです。
従来は、ブラックテイストのファンキーなレパートリーを得意とする上西ですが、本日は、春らしく、カーペンターズの「愛のプレリュード」、チック・コリアの「What game shall we play today?」等、明るく軽い楽曲を中心に構成されておりました。
今週水曜からピアノの安井さち子と西日本のツアーに出るそうです。
このコンビネーション、とても相性がよかったです。ツアーもきっと成功すると思います。


金曜日は上田裕香(vocal)のトリオでした。(橋本信二(g)、大口純一郎(p))

1周年記念FRIDAY VOCAL SPECIAL NIGHTという企画で出演して欲しいとお話したら、上田裕香にとって、最高のメンバーである、ベテランのお二方を選んでいただきました。
お得意のナシメントの「トラベッシア」から始まり、裕香ワールド全快で、ライブが終了したのは、なんと予定を一時間も過ぎておりました。
また、機会がありましたら、この組み合わせでお願いしたいと思っております。


土曜日は、西山瞳(piano)、牧山純子(violin)のスペシャルDUOでした。

西山瞳のMCによると、一周年ということで特別に牧山純子を選んだわけではないという事でしたが、結果的に、一周年記念に相応しいスペシャルなライブとなりました。
(結果がすべてです。偶然でも全然かまいません!)
初のDUOなので、早めにリハをしたいということで、5時に来ていただきましたが、このお二人、相性が合うようで、お話が弾んで、なかなかリハが始まりません。とても仲の良い美人姉妹という感じかな。
しかし、西山瞳の難解なオリジナルを演奏するといってたけど、ほとんど初見同様で大丈夫かな、とひやひやしましたが、全く杞憂でした。

初登場の牧山純子。(しかし、絵になるミュージシャンです。しかも演奏が超一級!)

Apple Jumpのような、25席程度のハコの場合、トランペットやサックスは問題なく生音で演奏していただきます。ところが、バイオリンやフルートの場合、PAを通すかどうか、微妙です。始めにテストのためにちょこっと弾いていただきました。
これが全く杞憂でした。牧山純子の弾くバイオリン、ものすごく音が大きいんです。しっかりとホールに響き渡るという感じです。
リバーブだけでもかけようかな、という用意もあったようですが、ご存知のようにApple Jumpは、微妙にナチュラル・リバーブがかかるので、それも必要なし。
ということで、完全に生音で演奏していただくことになりました。

ライブは、お二人のオリジナルを中心に編成され、この初DUOを観にいらした満席のお客様も十二分に堪能されたと思います。
ということで、次回5/13(木)に、もう一度お二方に、出演していただくことになりました。
今回お見逃しの方は、次回是非、ご来店下さい。



日曜日は、ハクエイ・キムのピアノソロライブでした。

以前から、ピアノソロの企画を始めたいと思っておりましたが、その第一弾として、ハクエイ・キムさんにお願いしました。
スタンダードの「ALL THE THINGS YOU ARE」やキースジャレット、チック・コリアの曲等を演奏されました。いつも、スケジュール欄のキャッチフレーズで書きますが、ハクエイ・キムのピアノは、ダイナミックでしかもクリスタルのように美しく響き渡ります。
ソロピアノというのは、ピアニストにとって、とてもやりがいがあると同時に、過酷なプログラムなんだろうな、というのは、今回観ていてつくづく感じました。
トリオやDUOと違って、すべて、一人で受け止めなければならないので、一瞬たりとも気が抜けない。(もちろん、バーラウンジなどのBGM的なソロピアノとは違います。)
終演後、ソファーで脱力状態だったハクエイ・キムの姿が印象的でした。
(知力・体力、すべてを出し切った、という感じでしょうか。)

こちらのソロピアノの企画、来月には、西山瞳が登場します。
4/10(土)西山瞳ソロピアノ~エンリコ・ピエラヌンツィ特集~

こちらも、楽しみです!
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