MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ダブル・サスペクツ

2020-08-12 18:59:08 | NET配信映画
WOWOWのジャパンプレミア枠で「ルーベ、嘆きの光」のタイトルでOAされたのちに
アルバトロスから5日にDVDリリースされた一本
レア・セドウの顔をジャケットの絵面で認めてセットレンタルの一本に加えてきたDVDだったので、フランス映画って言う以外は、何も分からずに見始めました
 
警察車両が道路上で燃えてる車両を見つけて、警察本部に連絡入れて
通りすぎていく、あれれ、止まって捜査しないんだ・・・って
警察車両らしきものを運転していたのはどうやら栃木警察署長さんらしいと
警察無線で希会話でわかる
夜間の出金途上らしいこともわかる
彼の顔からも、途中での台詞からも分かるんですが
北アフリカ出身、そうつまりアルジェリア出身のようだとわかるんですね
家族で移民してきて、彼だけここに残り警察署長をしており、いまでは家族は全員アルジェリアに帰ってしまってるらしいが
彼自身はこのベルギー国境に接してる小さな街ルーベという治安の悪い格差社会の見本みたいな街の警察署長の話だった
しかし、こんな小さなスラムみたいな街でも地下鉄が走ってるんですね
 
って言うのもこの映画犯罪映画なんですが、此のルーベっていう街で起きる様々なっていうか
地下鉄駅構内で13才の少女を防犯カメラの死角で口腔強姦事件とか
密集住宅街での放火事件、少女誘拐事件に老婆殺人事件とクリスマス残り夜に起きた此の街にあるたった一つの警察署が抱えた事件をドキュメンタリー風に捉えている
実に地味な作品だった
 
密集住宅街での放火の目撃者であるレア・セドウとサラ・フォレスティエの同棲(性)カップルの証言から犯人を挙げてくるが・・・彼らにはアリバイがあって
しかし老婆の殺害死体をみっけた警察はっていうか署長は
状況から判断して
この同棲カップルを犯人と認識して、それぞれを別々に尋問していく
 
そうなんですね、この老婆殺人事件の犯人として二人の尋問風景を微細に描いていくんですね
見てるこっちから言わせてもらうと、かなりな誘導尋問にも見えなくはないのですが
ちゃんと辻褄が合わない部分とか、結構克明に尋問していくだけのお話
そうだよね犯人でなきゃレア・セドウとサラ・フォレスティエをキャスティングしてはこないし
 
しかし、別々に尋問して、”向こうはこう言ってる“とか犯行告白を誘導させるような尋問って民主警察としてそれでいいのかなぁ
って見てて思わされますが
そんな尋問してる間に署長には地下鉄レイプ犯逮捕の報告とか
誘拐娘が実は家出で、ちゃんと両親と・・・ってクリスマスの日に起きた事件が台詞のみで解決されていくとこはちゃんとそれぞれ収束させてくれていたんですね
 
ちょっと地味な2時間の作品だった、レア・セドウが出てなかったら
完全に先にこっちがオチていた作品だったなぁ
 
2019年製作、フランス映画
アルノー・デプレシャン脚本・監督作品
出演:レア・セドゥ、サラ・フォレスティエ、ロシュディ・ゼム、アントワーヌ・レナルツ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白肌を覆う女~弁当工場・沙... | トップ | 日本統一21 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

NET配信映画」カテゴリの最新記事