続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2968。

2018-06-20 06:19:36 | カフカ覚書

しかし、自分の気持ちを殺して出かけるんだ。それをさらに困難にするようなことはしてもらいたくなかったね。きょうは、ほんのちょっとの間だけ出かけて、ある大事な使いの要件をもうとっくにもってきてくれていなくてはならないはずのバルナバスが帰ってきたかどうかをたずねてみようとおもったのだ。


☆しかしながら、気持ちを押して出かけなくてはならない。さらに困難になるようなことは避けなくてはならない。現今では、先祖が瞬間的に彼方(冥府)へ行くことを考え、問い合わせている。バルナバスは先祖の重要な報せをすでにとっくに持ってきてくれていなくてはならないが、ついに来たか、ということを思案している。


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