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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

デュシャン『花嫁』⑤

2020-02-21 07:07:24 | 美術ノート

 花嫁、人生の転換点である。今日から、その瞬間からという意を含んでいる。
 新たな決意!

 作品には流れがある、どこへ流れていくのかという方向性までは分からないが、確かに始動を感じる。
 明確に描いているのに、複雑で関連が認められず意味が不明確である。換言すると、自由であり解放がある。束縛の不自由がないのである。

「わたしは花嫁です」とは言葉に出しにくく、周囲からの美称であるこの『花嫁』というタイトルをつけたのは、デュシャン自身の変革、内密の告白であり、芸術家としての立ち位置を画家ではなく真理を求める究明者(アーティスト)であることの表明だったのだと思う。

『花嫁』は新しい自分への秘密裏の祝賀、応援である。


 写真は『DUCHAMP』より www.taschen.com


『忘れえぬ人々』93.

2020-02-21 06:54:50 | 国木田独歩

熊本地方は温暖であるがうえに、風のない好く晴れた日だから、冬ながら六千尺の高山もさまでは寒く感じない。


☆幽(死者の世界)を翻(作り変える)。
 字に法(神仏の教え)を隠した談(話)である。
 普く講(話)を整え化(教え導く)。
 套(被って)録(書き記す)。
 遷(移りかわる)釈(意味を明らかにする)講(話)に算(見当をつける)。
 換(入れ替えること)を貫く。


『城』3362。

2020-02-21 06:35:48 | カフカ覚書

お役人たちは、こういうことにはとても耐えられないのです。こういうことに無頓着でいられるなんて、どういう人でしょう!まあ、きつとあなたのような人でしょうね。


☆同じようには耐えられません。一人の人間として尊敬に値しません。Kのような人なのでしょう。