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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ふと振り返る。

2011-11-15 06:34:00 | 日常
 ふと今日一日何をしていたんだろうと思い返すことがある。

 働いて糧を得、食べて寝る・・・この基本から外れているわたしの日常。

 どこまで汗を流しても無に帰するしかない家事労働と噴飯ものの趣味・・・かくて暮れていく。

(もう老後だから) 

 シジィフォスの神話・・・罰としての山頂への石運び、自分が麓に下りるより先に落下している石を見て呆然とするが、再び重い石を力の限り運び上げる・・・繰り返される辛苦。

 ここに正義や喜びはあるのだろうか。

 忠実こそが正義であり、汗を流す労働こそが喜びと解釈出来なくもない。

 少なくともここには、生きることへの肯定がある。
 疑問も憤怒をも否定する肯定・・・大いなる肯定。

 ふと振り返る人生・・・総ては肯定によってのみ救われるのかもしれない。

『風の又三郎』160。

2011-11-15 06:14:24 | 宮沢賢治
「もう少し行ぐづとみんなして草刈ってるぞ。それから馬の居るどごもあるぞ。」一郎は云ひながら先に立って刈った草のなかの一ぽんみちをぐんぐん歩きました。

☆消す案(考え)の双(二つ)は、解/ばらばらに離して、場としての拠(よりごころ)を宇宙的存在の運(めぐりあわせ)にしている。
 千(たくさん)の理由(物事が何故そうなったのかという根拠やすじみち、訳)が、回/めぐる。
 双(二つ)が、逸/隠れ、保たれている。

『城』656。

2011-11-15 05:46:25 | カフカ覚書
「この子は、かわいそうに、気が転倒しているんです」と、お内儀が言った

 かわいそうに/arme→Armee/軍隊、大勢。
 この子/Kind→quitt/失った、自由、解放する。
 気が転倒する/verwirrt→vewandt/血族。

☆「大勢を解放している、血族なのです」とお内儀(言葉)は表した。