
クヌギの実が落ちている
ドングリ(堅果)は丸くて大きい
殻斗の鱗片は細長い
ドングリは殻斗に半分くらい埋まっている
落ちてるのはドングリと殻斗がはずれている
踏まれてつぶれてるのもある
無事なのも丸い小さな穴があいているのは何かの虫が卵を産みつけたのではなかろうか
(ハイイロチョッキリかな?)
クヌギのドングリは2年型
花は雌雄別で、花期は4~5月
1年間(翌年の初夏になってもまだ)小さいままでいて、夏になると急に膨らみ、ドングリが殻斗から顔を出し、秋には鱗片が反り始めて茶色になり、最終的にドングリは2~2.3㎝となる
これはオキナワウラジロガシに次ぐ大きさ
タンニンが多いので渋く、生食は無理
殻斗は雌花が蕾のうちは総苞として花を保護していたもので
殻斗の鱗片が細長いのは他に、アベマキとカシワ
ドングリとは呼ばないけれどクリもある意味そうかな?
他のドングリの殻斗は、鱗片がびっしりと屋根の瓦みたいになっていたり、くっついて数個の輪を作ったり
殻斗が割れるのもある

写真:平野隆久/文:片桐啓子,2001,森の休日2 探して楽しむ ドングリと松ぼっくり,山と渓谷社