旧芝川の散歩道、少しずつ季節が変わり植物も動物も、歩けば何か発見があってたのしい。
ツユクサの後ろ姿。すでに咲き終わった花があり次の花が咲いている模様
こちらは2輪同日に咲いている。こんなのは初めて見た。ふつうは総苞から1つづつ出てきて咲いて1日でしぼむ
横から見てみる
ツユクサ科 ツユクサ属 ツユクサ
Commelina communis L.
コメリナ コムニス
タデ科 ギシギシ属 ギシギシ と思われます
Rumex japonicus Houtt.
ルメックス ヤポニクス
ギシギシ(内花被片のふちに鋸歯)・アレチギシギシ(果序がまばら・全縁・瘤体大きい)・ナガバギシギシ(下部の葉は長柄・縁は波状・内花被片は全縁か下部に少し歯牙)の区別・・・宿題
まマツヨイグサの仲間もまだよくわかってない。これはメマツヨイグサとしておきます。総状に花が頂生する。花弁の先に凹みがある。上もむいた伏毛。
アカバナ科 マツヨイグサ属 メマツヨイグサ
Oenothera biennis L.
オエノテラ ビエニス
アカバナ科 マツヨイグサ属 コマツヨイグサ
Oenothera laciniata Hill
オエノテラ ラチニアタ
コマツヨイグサは斜上するか地に伏し、腋生する花が終わると黄赤色になる
他にオオマツヨイグサ・マツヨイグサがある・・・宿題
おお~旧芝川でも咲いていた。先日グリーンセンター近くの見沼用水ヘルシーロードからのぞいて見たのと同じ
金魚藻として買ってくる水草、細胞の観察の教材、アナカリス と記憶している。南米原産で日本に野生化しているのは雄株だけとのことです。コカナダモも売っていたと思うけど、花についての記述がすくなく、葉の大きさからこれはオオカナダモとしておきます
トチカガミ科 オオカナダモ属 オオカナダモ
Egeria densa Planch.
エゲリア デンサ
遊歩道に赤い小さな実がたくさん落ちている。干し柿に似た味がするそうだ。梢が高くてうまい写真が撮れないので下の枝の葉の写真。エノキでいいと思うんだけど、側脈が鋸歯の先端に達しないのがその特徴とされている。互生する葉は微妙に左右不相称で先端が細い。ムクノキと共にニレ科からアサ科になった。
アサ科 エノキ属 エノキ
Celtis sinensis Pers.
ケルティス シネンシス
梢で咲いているのはこの木の鼻ではなくて、右上に蔓が見えているツル植物
下の方で見てみるとセンニンソウでした。クレマチス・テッセンの仲間で花弁より雄しべが短い。ちょっとわかりにくいけど前縁の小葉3~7枚の奇数羽状複葉。
キンポウゲ科 センニンソウ属 センニンソウ
Clematis terniflora DC.
クレマティス テルニフロラ
近寄ろうとするとぬかるんだ地面に足が埋まりそうな所にはえている
セリ科 セリ属 セリ
Oenanthe javanica (Blume) DC
オエナンテ ヤバニカ
遊歩道から離れた川沿いに生えている。モミジアオイと思われます。園芸品種と思っていたけど、こんなところで出会うとは。北米原産
アオイ科 フヨウ属 モミジアオイ
Hibiscus coccineus Walter
ヒビスクス コッキネウス
これ、花序がややまばらで垂れているのでアキノエノコログサとしたいところだけど、もうすこしたくさん観察してみて判断したい。葉が寄れて表裏捩れるってのも特徴という。
こちらは刺毛が紫色なのでムラサキエノコロとしたいところだけど、これももっとたくさん見て目を養ってから判断したい
ガマ科 ガマ属 コガマ
Typha orientalis C.Presl
ティファ オリエンタリス
雌花序(下)と雄花序(上の三角の部分)がくっついているので、ヒメガマではなくガマかコガマ。葉が細く穂も短いのでここではコガマとしておく。けど宿題。ヒメガマは旧芝川ではここより少し上流で見られる
毎週歩いているけど、今日はオオカナダモが咲いてたりモミジアオイを見つけたりと楽しい散歩でした。
花と緑の振興センターのボランティアをやっていて、オオバコにもいくつもあるんですよといわれてからそんなもんかなと注意してみてたらツボミオオバコを見つけたことがある。
ガマやエノコログサ・メヒシバ・マツヨイグサなど同属内の近い種の区別も宿題・継続。また歩こう。