ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

201009 ヒイラギ,ピラカンサ,ビワ,

2020年10月09日 | 植物・園芸など
通院で隣町まで一駅歩きました

ビワにもう蕾が付いていました・・・ケムケム・・・
ビワ バラ科 ビワ属
Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.

いけばなでは、つやつやと濃い色の葉と実がつかわれることがあります
原産地は中国長江源流。日本では大分に自生と思われる野生の木があるそうです
江戸時代末期に中国から輸入され、生食目的で大規模に生産されるようになった
また、民間薬としても利用されている(何に利くのか今度調べて見よう)
属名のEriobotryaはギリシア語のErion(毛)とbotrys(ブドウの房)からきている
今日見たこの写真のように、毛に包まれた花序にちなんだ命名である

参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.566

 

今年の1月に開花中の琵琶の写真はこちら

 



葉が小さいので柊・ヒイラギかと思いましたが、ヒイラギモクセイかもしれない
たしかな柊木犀は先日刈り込みしていただいたので花を見ることができないので
比べられないが、ヒイラギはもっと花柄が長いようだ
葉の鋸歯(棘)の付き方もヒイラギならもっと数が少ないのでは?

ピントが下の花序にあっていて、見にくいですが・・・う~んおそらく雄しべ2本・・・
雄しべ雌しべの様子がわからん それに匂いも嗅いでこなかった
 
ヒイラギモクセイ 柊木犀 モクセイ科
Osmanthus x fortunei Carrière オスマンツス フォーチュネイ
ヒイラギとギンモクセイの雑種
 
香りといえば金木犀だけれど、
キンモクセイの学名はOsmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
で、種小名は'良い香りの’の意味
金木犀は中国原産のギンモクセイの変種(var.)になる
日本で派生したという説もあるらしい
 
ギンモクセイは日本には雄株しか入っていないので、すると金木犀も雄株だけってことになる
そしてヒイラギモクセイがどこで作られたのか分からないけれど、日本でなら父親はギンモクセイってことになるな・・・

 

参考:

監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.541

②安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:309
 
ピラカンサ バラ科 トキワサンザシ属
Pyracantha coccinea M.Roem.
ピラカンタ
果実の先端に残る黒いのは萼片
黄色の実はタチバナモドキ
参考①現代いけばな花材事典p.563 ②安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007 日本花名鑑④.アボック社p.369

201009 サツマイモ アヤコマチ

2020年10月09日 | 食べ歩き・お酒 他
昨年、『紅あずま』はホクホク系、『紅はるか』はねっとり・甘いと知って、以来、品種に興味をもちました
近所のスーパーでは、ホクホク系の『鳴門金時』、しっとり系の『シルクスイート』『紅天使』を見かけます
ときどき、コンビニでオレンジ色で蜜の多い『安納芋』の焼き芋を見かけます
 
今日の『アヤコマチ』というのは初めて見る品種です

アヤコマチ ↑生の状態  ↓加熱・ふかしたもの
アヤjコマチ・農林60号・九州134号
カロテンを多く含む
ねっとりしている
「冷めても甘みのある品種」と書いてあるところもある、けれど、今日のは甘みはあまり感じなかった
はずれだったのかな? あるいは、まだ食べ頃ではなかったのかも
次は甘味を足して食べてみよう
 
収穫は10月上旬から11月中旬辺りで、美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってから
食べ頃の旬は10月下旬から1月とのことです。
加工・青果用高カロテン品種の「サニーレッド」を母、外観及び貯蔵性に優れる高カロテン系統「ハマコマチ」を父とする交配組合せにより、独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄農業研究センターで育成されたもので、平成15年に命名登録された
 
加熱はもっぱら炊飯器に水100mlで玄米炊き
また、品種に注目して食べてみよう
 
 
参考:
①旬の食材百科『アヤコマチ』はこちら→https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Ayakomachi.htm
②日本いも類研究会『アヤコマチ』はこちら→https://www.jrt.gr.jp/var_s/nou_60.html