こんにちは。
風邪が、だいぶ良くなってきました。
頭が痛いのが取れて、熱もほぼ平熱に戻りました。
咳がまだ出るので、喉と肋骨が痛いですが。。。
ここ数日、横になっていることが多かったので、
タブレットに取り込んであった村上春樹さんの【1973年のピンボール】を読みました。
【1973年のピンボール】は、村上春樹さんの二作目です。
青春時代という時の終わりを、
ピンボール台を使って、象徴的に表現されているのが素敵でした。
羽をもがれた冬の蠅のように
海を前にした河の流れのように
鼠は無力であり、孤独であった。
何処かで悪い風が吹き始め
それまで鼠をすっぽりと取り囲んでいた
親密な空気を地球の裏側にまで
吹きとばしてしまったようにも感じられる。
ひとつの季節がドアを開けて去り、
もうひとつの季節がもうひとつのドアからやってくる。
【1973年のピンボール】からの抜粋
ある人の青春という季節が終わるのを、
静かに見届けさせてもらった気がしました。
今回は、オニオンスープの缶詰が出てきて
それを飲んで冷えた体を温めるんですが、
私自身が風邪を引いていたせいか、妙にこの缶詰に心を奪われました!(笑)