こんにちは。
風邪が、だいぶ良くなってきました。
頭が痛いのが取れて、熱もほぼ平熱に戻りました。
咳がまだ出るので、喉と肋骨が痛いですが。。。
ここ数日、横になっていることが多かったので、
タブレットに取り込んであった村上春樹さんの【1973年のピンボール】を読みました。
【1973年のピンボール】は、村上春樹さんの二作目です。
青春時代という時の終わりを、
ピンボール台を使って、象徴的に表現されているのが素敵でした。
羽をもがれた冬の蠅のように
海を前にした河の流れのように
鼠は無力であり、孤独であった。
何処かで悪い風が吹き始め
それまで鼠をすっぽりと取り囲んでいた
親密な空気を地球の裏側にまで
吹きとばしてしまったようにも感じられる。
ひとつの季節がドアを開けて去り、
もうひとつの季節がもうひとつのドアからやってくる。
【1973年のピンボール】からの抜粋
ある人の青春という季節が終わるのを、
静かに見届けさせてもらった気がしました。
今回は、オニオンスープの缶詰が出てきて
それを飲んで冷えた体を温めるんですが、
私自身が風邪を引いていたせいか、妙にこの缶詰に心を奪われました!(笑)
村上春樹は、娘の影響でファンになりました。
1973年のピンボール は、私も読みました。
ガス・ストーヴに火を点けて、缶詰のオニオン・スープをあたためて飲む…確かにやってみたいですねー。
ノルウェーの森 は難しく、早々に断念しました。
話題になった1Q84 は、ほぼ一気に読み抜いたのですが…おっと、内容の暴露はやめておきます。
娘が一人暮らしをする時に、だいぶ持っていってしまったのですが、先日本棚を整理してみたら、神の子どもたちはみな踊る が、100円のシールが付いたまま2冊残っていました!
村上春樹を読むと、自分がお洒落になって音楽を聴き、お酒を飲んでいるようです。どうして、いちいち美味しそうなものばかり出てくるんでしょう。素敵な世界ですよね。
村上春樹さんは、うちも長女がよく読んでいました。
私は今頃、村上春樹ワールドにはまり始めています。
春樹さんは一時期、
習志野に住んでいたことがあるそうです。
うちの近くの日大のグランドを走っていたそうな。
親近感が一層湧いてきました!(笑)