「久松」さんの快気祝い 「目瞼下垂症」の手術前と手術後
不思議なことばかりが続きます。いい出会いが広がっていくんです。
私が22歳の時「急性中耳炎」の手術の失敗で、目と口と顔の神経の束を、荘内病院の耳鼻科で切られてしまいました。
夢に膨らんでいた私の人生は、真っ暗になり、「どうして私だけが、こんな苦しい目に合わなければならないの?」
左の耳の神経は切れ、一切聞こえません。左の目も45年間、寝てる時も目を閉じたことはありません。
顔も口も垂れさがり、曲がったままで、食べるときもダラダラこぼれて、人前で食べるのが恥ずかしかった。
2年前に、荘内病院の形成外科の「工藤」先生に、左の目を閉じれる手術をしてもらいました。
「どうして45年間も訴えなかったんですか?」 「それ以上のもの、もらったもの」 「何をもらったんですか?」
「痛みがわかったもの」 「・・・・・」 「口も治してあげましょう!」
それから4回、曲がった口を、耳の後ろから引っ張って、見てください!こんなによくなりました。
少しぐらい曲がっていても、私は幸せです。普通にいられることが、こんなに幸せなんですね。
去年の10月に、22才から数えると、10回目の手術が終わりました。その時から色々な所から、講演の依頼の話が出たんです。
12月13日の時の講演が終わった次の日、「大井さんとお会いしたい!」と連絡がきて、
酒田の「久松理子」さんと、お母さんにお会いました。
「私69才なんですけど、肩もクビも痛くて、目は垂れてきて、開けているのがつらいんです。眼科では形成外科に見てもらえ!って
言われるし、いい形成外科を探してたんです。大井さんの講演をブログで知り、ぜひ会いたかった!」
「工藤」先生に「目瞼下垂症」と診断され、両方の瞼の手術が、1月25日、2時間の手術で終わり、
27日には退院というスピードさ。
酒田で快気祝いをしたときに見た目は、2週間でこんなにきれいになってビックリでした。
「肩もクビも全然痛くないし、目も垂れなくなって、視野も広くなって、世の中が明るくなったようだ!」と、大喜びでした。
傷もわからないし、若くなって、本当に気持も明るくなるでしょう。
その「工藤」先生は、去年11月と12月に、ネパールにいる、「口唇口裂」で悩んでいる女の子を、ボランティアで
手術を成功してきた先生なんですよ。
2月8日余目で公演した時も、色んな出会いがありました。
45年間、頑張った姿を見せるときなのかなぁと、このごろ感じています。
世代は変わっても、次の代に苦労を無駄にせず、継がせていきたいと思います。
38歳の工藤先生、私を幸せにしてくれた先生 68才の私、曲がった口を治し、目は閉じれるようにしてくれた