韓国のイ・ミョンバク政権が、妙なクセダマを投げはじめている。
キム・ヒョンヒ氏の来日も、突然現れた「田口八重子さん生存説」も、イ・ミョンバク政権の日本に向けたメッセージと考えた方がいいだろう。
ここできちんとそのメッセージを読み解かないと、ろくでもないことにずるずると引きり込まれることになる。
この突然の韓国の情報発信は、一つには、韓国発の北朝鮮情報の信憑性に黄色い点滅がつき始めたことがある。
もう一つは、これはわれわれも意外であったが、キム・ヒョンヒ氏の来日は、右翼勢力を喜ばせるものではなかったということだ。彼らの間ではむしろ死刑囚を“超法規的な措置”で入国させた法務大臣と民主党政権に非難が集まっている。
これは右翼や民族派の頽廃が進んで、言葉の本当の意味での排外主義(自国以外を敵と見なし排除する)に陥っているからであり、その点からすれば韓国は撃滅すべき敵国以外の何者でもなくなっているからである。
また“反共主義”が高じて、堕落した労働組合運動家も“悔い改めた”元左翼も元市民運動家も全部ひっくるめて「社会主義」と規定するようになったので、首相も法務大臣もやることなすこと全部嫌いという風になってしまったからである。
この点でも、“小泉なき小泉時代”は単なる小泉時代の繰り返し、もしくは再現ではないということを表している。
しかしこのことは拉致問題を通じて日韓の関係を強化したいと考えているイ・ミョンバク政権にとっては気になるところであるからこそ、あの手この手の変なタマを投げはじめてくるのであろう。
キム・ヒョンヒ氏の来日も、突然現れた「田口八重子さん生存説」も、イ・ミョンバク政権の日本に向けたメッセージと考えた方がいいだろう。
ここできちんとそのメッセージを読み解かないと、ろくでもないことにずるずると引きり込まれることになる。
この突然の韓国の情報発信は、一つには、韓国発の北朝鮮情報の信憑性に黄色い点滅がつき始めたことがある。
もう一つは、これはわれわれも意外であったが、キム・ヒョンヒ氏の来日は、右翼勢力を喜ばせるものではなかったということだ。彼らの間ではむしろ死刑囚を“超法規的な措置”で入国させた法務大臣と民主党政権に非難が集まっている。
これは右翼や民族派の頽廃が進んで、言葉の本当の意味での排外主義(自国以外を敵と見なし排除する)に陥っているからであり、その点からすれば韓国は撃滅すべき敵国以外の何者でもなくなっているからである。
また“反共主義”が高じて、堕落した労働組合運動家も“悔い改めた”元左翼も元市民運動家も全部ひっくるめて「社会主義」と規定するようになったので、首相も法務大臣もやることなすこと全部嫌いという風になってしまったからである。
この点でも、“小泉なき小泉時代”は単なる小泉時代の繰り返し、もしくは再現ではないということを表している。
しかしこのことは拉致問題を通じて日韓の関係を強化したいと考えているイ・ミョンバク政権にとっては気になるところであるからこそ、あの手この手の変なタマを投げはじめてくるのであろう。