見聞知・録 福井県議会議員 西本正俊  

琵琶湖・若狭湾快速鉄道 実現!

嶺南と嶺北の地域間格差 是正!

新成長戦略   4月16日(金)

2010年04月16日 | 見聞知・録

「北陸新幹線の整備を推進する議員の会」設立総会に先立ち、地方政治に関する勉強会が開かれました。

講師の先生は経済産業省事務次官の望月晴文氏で「新成長戦略と地方の課題」と題してご講演いただきました。


以下に、講演要旨を箇条書きにしました。

Ⅰ.「新成長戦略」の背景について
・バブル崩壊後、ここ20年近く日本はほとんど経済成長していない(アメリカは2.5倍、中国は16.1倍)
・我が国の労働人口は、2005年に8,442万人であった労働人口が、2055年には4,595万人になると推計されている
・2004年度ピークとして、我が国の人口は減少し、家計消費等による成長には限界がある
・90年代は公需がGDPに寄与したが、2000年代は外需がプラスにもマイナス(リーマンショック)にも寄与している
・2009年度の成長率見通しは、先進国が戦後初めて揃ってマイナス成長に陥る中で、中国、インド、中東、アフリカはプラス成長を維持
・アジアボリュームゾーン(世帯可処分所得5,001ドル以上35,000ドル以下の家計世帯)をターゲットにした製品を売る努力
・アジアボリュームゾーンにあった製品開発
・アジアボリュームゾーンで自動車はスズキの売れ行きが好調

Ⅱ.新成長戦略(基本方針)
・新成長戦略分野(需要創出)は、環境・エネルギーと医療・介護(強みの発揮)そしてアジアと観光・地域活性化(フロンティアの開拓)
・少子高齢化の観点からみても、中国は日本の少子高齢化時代を追っている。よって「強みを発揮」して中国に売る
・GDP1にたいして使うエネルギー比は、日本を1とするとヨーロッパ2、中国9である
・固定価格買い取り再生可能エネルギー拡大支援
・住宅・オフィス等のゼロエミッション(ゼロエネルギー)化
・アジアが日本の「内需」という考え方(ヒト・モノ・カネの流れ2倍に)

Ⅲ.我が国産業を巡る現状と課題つにいて
・日本は貿易立国のように見られているが、実際は貿易立国ではない(各国輸出依存度の比較より、日本は17.4%で中国の半分)
・グローバル製造4業種(輸送機械、電機、鉄鋼、一般機械)にも輸出依存度を高める必要がある
・2年前に比べて、日本はあらゆる機能でアジアの中核拠点としての競争力を失った
・グローバルな企業獲得競争のためには、法人税率を欧米並みに下げる必要がある
・空港や港の物流インフラの競争力が落ちている(サービスの低下)

地方の経済成長戦略について
・地域の特性に合った多様な地域の発展
・国際競争の最前線で戦う先導的クラスターの展開(次世代航空機クラスター、次世代自動車クラスターネットワークの形成)
・海外中央政府を巻き込んでの海外におけるビジネス環境整備(九州K-RIPのアジア展開)
・広域経済圏としての海外への魅力発信(グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ)
・的確なコーディネートによる広域的連携の取組(北陸3県繊維関連産業の事業高度化)
・農商工連携等による先進的な技術・経営ノウハウを活用した取組

以上です。


今日の東京はでした とても寒い日です

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ランディジョンソン  4月16日(金)

2010年04月16日 | 見聞知・録
16日に開かれる「北陸新幹線の整備を推進する議員の会」設立総会準備のため都内のホテルに前泊しました。

当日の朝にホテル内で朝食を取ろうとエレベーターに乗っていると、身長がゆうに2mを超えていそうな(実際は2m8cm)欧米人が乗り込んできました。「ランディジョンソンじゃないか?」と思い、よく見ると〝あのランディジョンソン〝ではありませんか!
私は身長が175cmですが、ランディジョンソン氏のお顔を見ようとすると空を見上げるようにしなければ氏のお顔を拝見することはできません。

エレベーターに乗り込むさい、私の体にランディジョンソン氏が当たったものですから、氏が「アイムソーリー」とおっしゃられたように聞こえました。驚きと緊張のあまり私は声を発することができませんでしたが…

調べてみますと、翌17日の西武ドーム(西武-日本ハム戦)でメモリアルピッチをされたのでした。



今日の東京はとても寒い日です
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