あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

養生訓

2010-09-24 01:14:12 | いい話
昨日に引き続いて、貝原益軒先生「養生訓」の要約です。
江戸初期でこういうことが分かっていたんですね。すごいわ!

ちなみに、貝原益軒先生は福岡藩士で医者ではありません。藩内で朱子学の講義や、朝鮮通信使への対応をまかされ、また佐賀藩との境界問題の解決に奔走するなど重責を担っていました。さらには、藩命によって「黒田家譜」や「筑前国続風土記」を編纂したりしました。マルチな才能を持った人だったのですね。



一、養生の術を早くより継続してつとめよ。
二、運動して健康を増進しておくこと。
三、元気を保つ道二つ。元気を害するものを去る、元気を養う。
四、百病みな気より生ず。
五、淡泊なる物を食べよ、肉は少量がよい。
六、飲食とも控えめにせよ。
七、飽食をさけよ。
八、中年以後、食量を減ぜよ。
九、新鮮な物を食べよ。
十、好きな物を少し食べよ。
十一、飲酒の量によって、薬とも毒にもなる。
十二、朝早く起きて、足の指をさすりなでる。
十三、寝る前に塩茶でうがいせよ。
十四、熱湯に浴するな。
十五、病気の時は養生の道を守って、静かに回復を待て。
十六、薬を濫用するな。「薬はみな偏性のあるものなれば、その病に合わざるとき毒となる。それ故、みだりに薬を用うるべからず。病の災いより、薬の災い多し。薬を用いずして養生せば薬の害なくして治るべし」
十七、老人を養うこと、幼児を養うがごとくせよ。
十八、年老いては、心静かならんことを心がけよ。
十九、日々を心楽しく暮らせ。






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