あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

徒然草 21段

2012-06-06 01:58:51 | いい話
21段でごわす!

~~~原 文~~~

21段

 万のことは、月見るにこそ、慰むものなれ、ある人の、「月ばかり面白きものはあらじ」と言ひしに、またひとり、「露こそなほあはれなれ」と争ひしこそ、をかしけれ。折にふれば、何かはあはれならざらん。


~~~訳です~~~

たいていの事は、月さえ見れば慰められる。
 ある人が「月ほどすばらしいものはあるまい」と言ったら、またある人が「露こそ素晴らしい」と言いだして、争っていたのが可笑しかった。
 季節にふれれば、何もが素敵ではないだろうか。

~~~~~~~~~

兼好はこの文に続けて、「月や花は言うまでもなく、風こそ人の心をつく。岩に砕ける清流も、季節を選ばず素晴らしい。」と言っています。

う~ん。年齢を重ねてくると、いつだって自然には感じ入りますよね。

6月に入ってまた季節の変わり目が来ます。

梅雨だって素晴らしいと思って、6月も楽しんで乗り切っていこうかなぁ