サルの方丈記

キャンドゥーサルの日記風ブログ

透明人間

2014-08-17 21:58:37 | Weblog
自分の身体が透けて見えた
不思議な感覚だった

体中の全筋肉が動き
人が持つ全機能が稼働する

骨格を取り巻く筋肉はバランスを保つため
楽な平行移動をやたらと推奨し
上下の運動も楽な方楽な方へと誘い
その通りに身体は動く

酸素を吸い込み
二酸化炭素を吐く

水分を欲し
暑さを嫌い
寒さを嫌う

エネルギーを要求し
食物とやらを口に入れる

時に休めと言い
時に進めと指令が出る

その個体は意志とは関係なく
生命体として本来持っている作用が喚起され
それを意志とやらが付随しどうにかコントロールする

意志以外は物体である
それが動いている

生命体の本性は運動
その基本の運動は「歩くこと」かも知れない

仕事も同じだ

透明人間 さる

剣岳の諭

2014-08-17 12:04:23 | Weblog
剣岳の諭

一.剣岳は岩と雪の殿堂である
  人身とも鍛錬された人びとよ来れ
一.気象は激しく変動する
  冷静沈着な行動に徹せよ
一.掟は厳しい力と勇気をもって
  苦難に挑め
一.自然は生命を躍動させる
  無垢な姿をとこしえに
一.山に寄せる心のたかまり剣岳は
  逞しさと豊かさを育む

@富山県 馬場島 早月尾根

さる

剣岳 早月尾根

2014-08-17 10:40:05 | Weblog
日本アルプス3大急登の一つ早月尾根から剣岳2999mを登る
行きは曇り時々晴れ
帰りはどしゃぶりの雨
標高差 2200m

急登であった
尾根入り口には「試練と憧れ」の石碑

山はただ山として存在するが
登る人がどんな個体かによって
試練ともなりまたその逆もある

今回はその試練の方であった
復路の下りは「鍛錬」そのものとなった

憧れの剣岳は
2600mからは景色が一変し岩の殿堂となる
2800mからは急峻なる岩登りとなる

左手に白馬岳、白馬乗鞍、雨飾山
右手には奥大日、大日を望む

さて、これから仕事での「剣岳」を目指し
さる尾根を歩むとしよう!

さる