サルの方丈記

キャンドゥーサルの日記風ブログ

新潟の山

2009-02-25 19:55:05 | Weblog
メスの朱鷺が一羽
佐渡から飛来している場所であった
どうも次は長野あたりを物色していると聞く
遠征好きな女性らしい

例年より雪は少ないそうだが
雨の中
スノーシューで4時間彷徨する

ぶなの林は
数メートルの積雪
ウサギや
テンの足跡が交差する

相方は初の雪山
白い息は
背後にそびえる越後の白い山々と重なる

携帯が雨濡れとなる
街で交換だ

サル

知多

2009-02-16 21:40:59 | Weblog
電車を乗り継ぎ
生まれて初めて
知多を歩く

海浜には
風力
火力
ガスターミナルと
ライフラインが立ち並ぶ

駅は1時間に2本のダイヤ
猫の鳴き声も
潮風に掻き消される

青空と白雲の中
豊かに
民家の屋根へ
春の光が降り注ぐ

さる

山々山

2009-02-08 22:02:43 | Weblog
伊豆の山々山

藪の中から
鳶が
悠然と羽ばたき

笹に
野うさぎが
飛ぶ

湾に反射する
その彩光は
威厳の富士をも
和ませる



民家裏手の
二つのせせらぎは
バイオリン二重奏
時折
番犬の声が溶け込む

本土リスは
人目をはばからず
木立に遊ぶ

下りの落ち葉に
足を滑らせ
しりもちしつつ
湖が見える

花粉は鼻につき
涙ぽろぽろなれど
郷土美しきかな

さる