日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1024

2008-10-26 10:40:52 | 今週の株式総括
今週の株式総括1024

 いろいろなテクニカルの底入れ確認殆どが完成されそうになっては壊れる。V字形成、つり込み足など典型的な罫線の底値時に出現するローソク足も、金融危機が容赦なく打ち破る。過去のケースが通用しないのは、やはり歴史にない誰もが経験したことがない100年の一度といわれる危機だからか。

10月からの上下動の激しい三角持ち合いが形成されたが、やはりここでも過去の常識を覆せなかった。「三角持ち合い離れの方向は、形成前の株価の動向と同じ」の鉄則はやはり崩れなかった。10月前半に形成された三角持ち合いは、大きく下げてきて形成された。

持ち合い離れは、上に離れることはない。やはり方向は下に離れる。持ち合いで堪ったエネルギーが一気呵成に下げを加速する。
しかし、こんな話にも耳を傾けておかなければならない。
米著名投資家ウォーレン・パフェット氏はいう。投資家心理や経済状況が改善する前に市場は上向く、自分の資金は米国株を買っている。投資のルールはシンプルで、「他人が欲張っているときはおそれを抱き、他の人が恐怖にさいなまれているときに強欲になる」と。

 日経平均バブル後安値に迫る、指標面で一段と割安感、配当利回り、国債を1.29%上回る。10月10日8276の安値を付けたとき1163銘柄以上の新安値銘柄が出た。10月23日のNY株安に続いてでた新安値銘柄は259銘柄と少ない。
10月24日の日経平均811円下げでも376銘柄と下げがきつい割りには新安値銘柄が少ない。
 米中古住宅販売は9月は5.5%増で、前年同期比1.4%増となる。米銀行株指数がS&P500に比較して、相対的に上昇の兆しが見えている。確かに今までと違った数字がちらちらとしてきた。

Gの第1戰を見て、今年もダメだなと思った。成功率が低いやったこともない李に送りバントをやらせて失敗、一番この試合を投手リードで引っ張ってきたキャッチャー鶴岡に代打高橋を送り三振、リードもしなくて押さえのクルーンを使い、勝ち越し点を奪われた。

翌日クルーンを押さえに使い先頭打者をデッドボールで、即交代同点にされても引き分けてもルールで勝ちを拾うも、押さえのクルーンを失ったも同然。その上守備で頑張る鈴木を負傷失う、これでは戦う選手も可哀想。試合後「応援で声がかれた」と原監督、頭を使って采配を振るうのが監督で声を張り上げるのは、周りの選手や応援団がやること、バカな試合後の談話を聞くと、もう今年の結果は見えたかも。断っておきますが、わたくしアンチ巨人ではありません。熱烈なGファンであります。
WBCの監督を優勝した監督がやるそうだが、もし間違って優勝して、こんな監督が指揮を執ったら、それこそ選手がますます可哀想だ。何のために星野から監督を替えたのか分からなくなる。中味を吟味せず外面だけで監督を選ぶなんて、今の内閣と同じ。大きな変革を嫌う島国日本の国民性は、政治にもスポーツにも厚い保守性を覆すことが出来ない。

いつでもいうことだが、株価が今まさにバブル後の安値をまさに更新せんというとき、にもかかわらず、東証や日本証券業界は、いまだになにも方策を出していない。信用取引規制緩和すらない。

空売り規制など政府の分科会で話題にはなっているが、監視強化や案ばかり具体策は何一つ聞かれない。業界が天下りで機能不全になっているからだ。天下りした彼らは、仕事をして失敗して批判されるより、なにもしないで非難されても給料がもらえるから、「きょうの利益は、ぼくのもの。あしたの損は君のもの」と、せせ笑う声が聞こえてくる。

天下り禁止などこの金融危機が覆い隠してもう話題にもならない。12兆円の天下り先への補助金を削減すれば、医療保険や社会保険料の上げは、排除できると言われても役人の削減の話は、どこかに消えた。当然やりたくないことは、誰でもやりたくない。金融危機のどさくさで一番喜んでいるのは、官僚だけということになる。
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日経拾い読み1026

2008-10-26 05:59:46 | 株式ニュース
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20081026(日)
*三菱UFJ、最大1兆円増資、年度内、株価見極め判断へ、金融安定化、官民足並み、株価急落に危機感、貸出余力向上へ予防、健全行の自力増資の流れ
*国際的役割を政局より優先、解散をめぐり首相表明
*市場安定化策、きょうにも策定、銀行保有株、買い取り規模など調整

*金融危機、世銀、緊急融資を拡大、途上国向け貸出額倍増、IMFと共同歩調
*米の金融安定化策始動、週明けから企業のCP買い取り、経済悪化、追加策迫る、資本注入対策保険会社など浮上
*米追加利下げ視野、28日からFOMC景気見通し下方修正へ
*米生損保にも財務不安、大手生保など評価損発生
*ASEM金融安定へ強力な政策、金融サミット、仏、為替も議題に

*世界の株時価総額が半減、昨年10月時から減少加速、負の連鎖、3000兆円消失
*迫るバブル後安値、03年との違いは、企業・銀行、不況に抵抗力
*375社、今期の業績下方修正、円高・景気減速が響く

*株大量空売り、開示義務付け、市場の透明性回復を狙う、攪乱の動きをけん制
*政策の次の一手を注目、金融安定化、週明けの対応が焦点
*定額減税の効果は限定的、民間シンクタンク分析、消費に向かうのは2割程度、実質経済成長押し上げ効果は0.1%程度と分析
*首相の解散判断月末にヤマ場、早期実施に逆風強まる、株安・自民苦戦の予想
*中期財源計画を首相が指示、消費税、争点化で波紋、与党内、選挙へ影響懸念

*実質GDP実質2.4%成長0.4%の下ぶれも、円急騰で企業収益押し下げ
*円高局面の景気後退プラザ合意後は短期で回復
*米特許資産規模IBMが首位に2位キヤノン、3位米マイクロンテクノロジー、韓国サムスン、パナソニック、米インテル、日立、ソニー、GE,東芝
*太陽光発電で砂漠を使う、電池や送電線で日本の技術が活躍、住友電工は超伝導電線、三洋電機は太陽電池などHIT太陽電池

--10/25夕刊--
*株急落企業年金に打撃、日経平均8000円、円95円で試算、今年度運用-20%、個人売りが主導、景気悪化懸念一段と、投信解約止まらず
*三菱自動車、最大10万台減産、国内工場で5ヵ月間、販売低迷で
*個人、金投資に熱、金融危機、株安で販売急増
*三越伊勢丹、小型店を本格展開、売れ筋絞りSC内に、来年度中に10店
*NY株終値312ドル安、8378ドル、5年ぶり水準、円94円台
*米公的資金7000億ドル注入対象、保険会社も検討