日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1130

2007-11-30 19:58:39 | 今週の株式総括
週の株式総括1130

 中国が外貨準備や年金資産を米ドル中心の運用から‘おさらば’して、海外投資にふりむけると発表した。外貨準備だけで約151兆円余りもある。

 ドバイ政府系ファンドが、ソニー株を取得した。日本企業に投資は初めてで、ドル安を嫌っての投資先の多様化を図ったのだ。

米シティがアブダビ投資庁から8000億円出資受け入れ、信用力を強化し、安定資金で市場沈静化を図る。

米大手年金カルパースは、日株式相場回復に大きな期待をかけているからと、日本株の運用額を減らすどころか維持すると言う。

日本への直接投資ではないけれど、ロシアまで政府系ファンドが、来年2月から2兆円を出資比率上限3-5%で欧米の優良株中心に、運用を開始する。

中国の有り余った外貨準備、石油高騰で潤った中東マネーが、いよいよ先進国の株式市場に本格的に買い始める。

過去、石油資金などで彼らが投資した株式の下落を支えるにも、サブプライム問題は、彼らにとっては絶好の株安で投資チャンスとなった。あのバブルがはじけた時に、欧米投資家が日本の銀行や企業を、超割安のたたき値で買い上げて、その後1-2年で再生して何倍かで売却したと、全く同じような事がまた繰り返される。

この安い金利で預けるより、年初来安値の水準にあり、PER,PBR、配当利回りなど、何をとっても最高の有利な条件で投資できる。石油で儲けて、今度もまた株式で儲けられる。

こんな願ってもない好条件が今の市場なのだ。どこまでも石油輸出国は、儲けられるようになっているのかも。

外国人投資家は以前は円高になると、日本株買いに動いたが、この1、2年は逆に、主に株価指数先物などを使い日本株売りに動く傾向が強い。これは、円高が輸出採算の悪化を通じて株安を招くという流れが顕著になっているためだ。

しかしようやく円高が日本株式の買いになる素地も整ってきたといえる。
しかし政治の空転は頂けない。守屋前次官の逮捕、額賀喚問などのゴタゴタ、与野党が完全対立し、もう法案審議など何も出来ない。

政府・与党は、税収不足を補うために証券優遇税制を廃止をしたい構えだ。

防衛庁の計り知れない税金の無駄使いや、社会保険庁、特殊法人などの改革は、もう忘れたようだ。
何も言えない証券業協会は投資家を守ることも出来ない。またも投資家に負担をかけて税を取ろうとする。
消費税上げとか証券優遇課税廃止など、株式の値上がりで助かった事が、いくばかりであったのか、もう完全に頭からわすれている。

あれだけ惨敗した参院選挙の事なども、もう自民・与党の議員の頭の中にない。これで解散総選挙となれば、自民惨敗は見えた。折角の民主の混乱は、自民には何にも生かされなかった。

もう政治にこの市場混乱を収拾する力はいまはないし、当分期待も出来ない。
でも回復の足音がどんどん高くなってきた。
米銀の不良債権処理はサブプライムの焦げ付きを7-9月に155億ドル処理した。

、バブル崩壊で「失われた15年」に、国内銀行は8年分の業務純益を費やして、約100兆円もの不良債権を処理したが、サブプライム損失拡大が懸念される米系銀行・証券は、メリルリンチやシティグループで、唯の07年1年分の利益だけが毀損したに過ぎない。

この程度の事なのだからサブプライムでの打撃からの回復は、もう始まったとみえる。

20た営業日ぶりに外国人が買い越した。あるヘッジファンドの運用担当者がいう。

「今年は大幅にやられた。これから来年に向けていよいよ大勝負の時だ。資金効率を最大にして最大の利益を上げたい」

ならば何を買う!!!

中小型株で、出来高も市場上位で、業績も安定して上昇基調に入った銘柄ということか・・・・。

「兜町ふくろうhttp://fukurou.sub.jp/」は、「注目銘柄を速報配信」する情報サイトです。
<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/>「最大益ボード」のPassword=hoshinojapan

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値15680.67(166.93)

買(6_5)シグナル(14888.77_20071122)が点灯して6日目です。シグナルモードは、平均5日間続きます。 売買は自由活発に、買いから入って売りだけです。 買いの勢いが強まりそうです。強気で。売りきめしながら 
SWと INXは 61↑57, 45↑37(82~14) 51予 パターン=( 12_3_±0) 総損益=2815.1
評価星取表=☆☆☆☆

よき週末をどうぞ