日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1123

2007-11-23 07:50:15 | 今週の株式総括
今週の株式総括1122

今世界を揺るがすサブプライム問題を引き起こした米国の住宅産業は、それでも米GDPの5%以下である。証券化商品となりあらゆる金融商品にまたがっているから始末が悪い。今それに世界の金融界が大きく動かされている。ここに来て金融・証券の各社の損が内外で明るみになりつつある。あまりにも広範に及ぶので、損額が把握できないで不安だけが市場で先走りしていた。現実の数字をみて驚かされるが、これだけの評価損を出してなお、企業が耐えうるのだから驚きだ。不安の先走りが現実の元にさらけ出されてきたことは、解決への道が開けてきたこと。何事にも先を見る株式の事、種々の指標の中に、明らかに割安だとみられる兆しが見られることを見落としてはならない。


日本の長期金利が、配当利回りと逆転した。PERは16倍を割れる水準だ。過去なかった事が起こると、それを抜け出すのは容易なことではない。しかし「出口の見えないトンネル」はないとか、「山より大きなイノシシは出ない」という諺のあるごとく、あまりにも市場は過剰に反応しすぎているのではあるまいか。大きな転機の前には必ずこういう行き過ぎの現象が起こるのが常である。

「新安値株数」、「騰落レシオ」、「移動平均の下方かい離」など、あまたのテクニカルが、底値圏を表す数値となっている。こんな時はテクニカルが一番頼りになる。

NK平均を終値でみると、7月高値から8月安値まで29日下げ幅3000円、10月高値から11月20日の安値まで日数は同じく29日で下げ幅2707円だった。「米国が緊急金利引き下げをする」と、先物主導で一時大幅安だったが、売り方が動揺し先物主導で株価は、大幅に切り返した。しかし日柄は足りても値幅が足りなかった。

7月高値から10月高値の期間が65日、8月安値から11月20日安値がまで65日で日柄は十分達成されたようだが、いかんせん値幅が少し足りない。N字波動形成なら、14500円までなら、この週末のザラバの下げで、大体N字波動が完成され最高の買い場となりそう。

何せαファンドなどと超もてはやされた「モルガンの旗艦ファンド100億ドルが60億ドル損をした」という時代だ。ヘッジファンドは、10社の中2社はつぶれるだろうと言われている時代だ。

こんなプロといわれる人が運用するファンドがこんな成績の時代だから、その投げどころを買うと言うことは、それだけ安い価格であり、不安が解消されれば元の値段になる、それだけの大きな利益に跳ね返って可能性があるといえる。より高いところから落ちたボールほど跳ね返りが多い。

来週からは、そんな銘柄を探す絶好のチャンス到来だ。

最大益ボード」で、NK平均は、「買い」からすぐ「売り」に変わったが、現SWは20とまさに低水準で、株価は安すぎる事を表しており、指数も横ばいから上昇に転ずる動きがはっきりと見える。NYダウ平均も「買いシグナル」が点灯して、また翌日「売り」となっても、感謝祭あけの動きでまた「買いシグナル」が点灯して現SW30で割安水準である事をお忘れなく。

<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/>「最大益ボード」のPassword=ishikawaryo

「兜町ふくろうhttp://fukurou.sub.jp/」は、「注目銘柄を速報配信」する情報サイトです。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値14888.77(51.11)

売(1_10)シグナル(14888.77_20071122)が点灯して1日目です。シグナルモードは、平均10日間続きます。 売りチャンスです。空売りも。売り建てや売りは、見送り買いの用意を。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。売りの勢いが急激に弱まっています

SWと INXは 20↓22, 28↓28(75~20) 27予 パターン=( 16_6_±0) 総損益=2830.1

評価星取表=★★★★★★★


よき週末をどうぞ