ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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自動糸切り付きミシンの研究

2018年09月24日 18時13分23秒 | ミシン修理
先日の、14か月で壊れたお客様の高速直線ミシンの修理が終わって送り返されてきました。


私の見立てとは違って、メス台って部品に異常が有って交換したようです。


JUKI、ブラザーには昔から糸切り付きのミシンが有りましたが、ジャノメの糸切り付きミシンは10年ぐらい前?に売り出したスーパーキルトってミシンが第1号で歴史が浅いのだな。


だから私自身も糸切の不具合の直し方ってのが正直良く分かりません。


他の場所の不具合でも、自動糸切付きだとちょっとビビッていじってる傾向にはあったな。


なので・・・


イメージ 1

ガタが酷くて中古での売り物には成らんけど、何となく取ってたJUKIの高速直線ミシンをバラシてみました。


イメージ 2

ミシンの下の機構ですが四角で囲ったところが、自動糸切にだけ付いてる部品。


ここは今までネジも緩めたこと有りません。


でも、考えてみたら、釜に傷が付いたり、糸が噛んで釜を外さなきゃならない時はこれを外さないと修理が出来ません。


イメージ 3

全部取り外さなくても一部のネジ緩めてずらせば釜に手が届きますな。


イメージ 4

針板外して上から見たところ。


糸切の部品が気に成って触るのにビビります(笑)




イメージ 5

どうせ直らなくても良いミシンですから、思い切って外して見ました。
バネとか複雑に絡んで作動しているのかと思っていましたが、どうってこと無いですな。




これが多分『メス台』だど思います。


これが14か月で壊れるってあり得ないと思うのですが・・・


組み立ての工程でミスが有ったか?


お客様が糸切を使い過ぎて摩耗したのだとしても、それなら部品の材質に問題ありです。


ま、それは良いとして・・・


糸切り機構の修理の研究、もう少ししておかないとな~




実費で良いから本社の修理部で研修受けさせてくれないかな~?
コメント (4)
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