サイパン生まれの湘南犬

南の楽園・サイパンで生まれ、9歳で飛行機に乗り日本へやってきたシェパードミックス犬の日々。

仕事の事。

2013-06-20 21:55:19 | 湘南生活
今日は久しぶりに仕事の打ち合わせでお出かけ。
日本へ帰国してからこっち、正社員として会社で働くでもなく、
かといって常に仕事がある訳でもなく、
という不安定な状況になっておりまして、
自宅で出来る仕事をゲットするために
あちこちメールとか出しまくって面接にも行きましたが、
では、お願い出来る仕事ができたら連絡しますね、
というお決まりの言葉をいただいて、それっきり…
なパターンが多く、
サイパン時代からお世話になっている印刷屋さんからいただく
お仕事とサイパンから引き続いてご依頼いただく仕事以外は、
細々と小遣い稼ぎの内職のような仕事ばかり、
でも、少しでも…という感じでした。
まぁ、そんな状態でも、結局どうも、どんなに肩が凝ろうと
首が痛くなろうと、腰が痛くなろうと、頭が痛くなろうと
スケジュールがきつかろうと、無理難題を押し付けられようと
この仕事が好きなようで、それはそれで満足な日々を送っている訳です。

で、そんな日々の中、ありがたいことに新しいお仕事のお話をいただき
いざ打ち合わせ!となった訳です。
お仕事で外出って、なんか久々ーー。
ちょっぴり自分がえらくなった気がしてしまう私は
とんでもないアホなんですなー。(笑)

たまたま今日行った打ち合わせ先の沿線に、
私が若かりし頃、育ててもらった会社にいた
私をかわいがってくれた先輩が住んでいる事を思い出し、
なんだかいろいろと思い出してしまいました。

専門学校を卒業してすぐ就職した会社を
ガキっぽいくだらない理由で半年たたずに退社した私。
フロムA(当時)で探しまくってあちこち面接した末
拾ってくれた小さな制作プロダクションで、
一人前(かどうかは未だにナゾですが)のデザイナーに
育ててもらったのでした。

当時21歳。
採用され、初出勤日、張り切って会社に行ったら、
誰も来ておらずドアの前で20分くらい待ち続けていると
自転車でさっそうと現れた社長…。
他の人達はさらにその後から登場。(笑)
夜が遅いから始まりが遅いという、業界の悪循環を
初めてかいま見た瞬間でした。

私の初任給は忘れもしない、8万円。
で、残業がなかったのは最初の数日だけで、
それからは残業の嵐だったのに、残業手当は一律2万円。
つまり毎月10万円のお給料。
ボーナスもなかったような。

私が入った時は社長と私の他に社員は3人。
それがその後どんどん人が増え、
会社は一時的にどんどん大きくなり…
丁度バブルに向って行く頃でした。

結局その会社を25で一旦辞め、アメリカへ行ったんですが
その後日本に帰国した時、
また私を受け入れてくれたんですねー。

という訳で、私はその会社に育ててもらったのであります。
まぁ、当時の私はホントに生意気なガキだったなぁー
と思う事もしばしばでありますが…。(笑)

その後サイパンへ渡った時、もうこの仕事はできないだろう
と思っていたのに縁あって結局またこの仕事につくことが出来、
ついにフリーランスにまでなってしまうとは…。
人生わからないものです。

今、日本へ帰って来ていろいろな事情から、
なかなか正社員となって外へ働きに出る事が難しい状況であり、
実際正社員になろうと思っても、年齢でハネられることは
必至であろうとも思いますので、
なんとか細々とでもやっていけるかなーと思える事は
ありがたいことであります。

今日の打ち合わせの件も、サイパンに行かなかったらなかったご縁。
感謝してもしきれません。

昔から母に「仕事は縁」と言われていましたが
自分にあった会社にたどりつくのも縁、
仕事でのつながりを保って行ける人との出会いも縁
という事なんでしょうね…。

なにごとにつけてもがさつで大雑把な私。
こんなありがたい縁を傷つけないように
そこだけは気をつけないと…と
ガラにも無く気を引き締めたりもする訳であります。

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