しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ホテル・ルワンダ」 2004 英・伊・南アフリカ

2007年07月20日 | 映画
1994年、ルワンダ紛争の時。
ベルギー系の高級ホテル『ミル・コリン』の支配人はフツ族のポール。
フツ族の大統領の乗った飛行機が撃墜されたのをきっかけにフツ族がツチ族を襲い始める。
ポールの妻はツチ族だったので、難を逃れるため『ミル・コリン』に非難するが、その時近隣に住むツチ族も一緒に行くことになる。
外国資本の『ミル・コリン』にフツ族の民兵も手を出せず、逃げ込んで来るツチ族の市民が増える。
ポールはこの状況を会社の経営者に伝えていく。
1200人をホテルに匿い、持ち前の機転と交渉力でその命を守り抜いた一人のホテルマンの奇跡の逸話を映画化。



「ルワンダ 流血の4月」と続けて観たので、背景はよく分かった。
この主人公も奥さんがツチ族だった。
人間はいくらでも残酷になれるのと同時に、どんな状況でも人を助ける為に力を尽くしてくれる人がいるという、救いを感じさせてくれる。
ラジオの扇動で虐殺に加わる人と、それを拒否する人と、どこで分かれるのだろう。
何が正しいことか、自分で判断する力が大切。
しかし、それが自分の命を掛けたことになる状況は、考えたくないけれど。
「ルワンダ 流血の4月」の方が悲惨さは伝わってくる。
先のこちらを観たら、もっと人間ドラマとして感動したかも知れない。
しかし、その状況がわかっているので、あまりそんな余裕では観られなかった。
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