しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ROCK´N JAM MUSICAL Ⅱ」僕達のHeaven

2006年05月26日 | 観劇
2006.5.10(水)~5.14(日) 全労済ホール スペース・ゼロ

*ユウイチ、ナオト、ニイナの3人はバンドを組んでいたが、どうもしっくり来ない。「インパクトがない」「どれも同じ曲に聞こえる」と、やる気もなくなって来ていた。
*そんな時、ユウイチがパソコンのゲームをやっていて倒れ、入院する。そこはあまりいい噂のない病院だった。
ドクターは患者が元気になる様にモルヒネ注射をしたり、催眠療法を取る。
*この病院はおかしいとパソコンでナオトとニイナに伝え、一人では心細いから入院して病院に来る様に誘う。
*この病院には、他で問題があっていられなくなった人や盥回しされた人が集まっているらしい。
*地下でロックコンサートをしている事を嗅ぎ付け、侵入。
そこで行われていた事は・・・・。


歌のシーン、お芝居のシーンが上手にミックスされて、ミュージカルだった。みんなが歌って踊る。
演奏も生で、ギターが是永さんだったので、他の人も自分が知らないだけで、きっと一流ミュージシャンなのだと思う。
ロックも色々なパターンがあった。
しかし、ノリノリのロックを座って聞くのもちょっと落ち着かない…と思っていたら、寺田さんが「stand up」と声を掛けてくれて、立つ。やっぱりそうだよなーと。
終わったら「set down」と親切だった。
ラストも主役のユウイチ君が「みんな立って」と声を掛けてくれる。 
歌やダンスはそれに触れるだけでも楽しい。      
歌や曲も覚えやすいのが多くて、何度か聞くと一緒に口ずさみたくなる。
ストーリーもミステリー仕立てになっている。
それぞれの出演者をクローズアップするコーナー(?)もあるので、ストーリー自体はそんなに深くはないけれど、起承転結でまとまっていて楽しめた。
でもやはりストーリーを楽しむより、音楽やダンスを楽しむ公演。って、ミュージカルはみんなそうだよね。

出演者が若手からベテランとバラエティにとんでいるので、見にくる人も誰かのファンだったりするのだと思う。

<個人感想>

*永山たかし-ユウイチ
 主役。全体に表情があまりないと思った若手の中では表情豊だった。
特に始めの歌っている時の「ビタミンの足りない顔」と言われた時は、本当に!思ってしまう位で、最後の生き生きした表情とは全然違っていた。
演技も歌もよかった。
感謝イベントの時は司会を担当。
突然に言われたといっていたけれど、頑張って進行していて、度胸がありそうと思った。でも、柳沢ななさんを紹介し忘れて、「ごめん、本当にごめん」と謝っている姿は可愛かった。

*川野直樹-ナオト
 さかんにのっぺりした顔と言われ、性格ものっぺりと言われていたけれど、のっぺりなのか…。あまりそんな風には思わなかったけれど、真面目でおとなしいそうに見えた。

*柳沢なな-ニイナ
 普通に元気のある、可愛い女の子って言う感じ。
どこに医師がひかれたのかが謎だった。

*及川健-タマオ
 男なんだけれど、女性化してしまう、男女の間を行ったり来たりする役は、及川さんは得意だと思う。でも女性化している時は、女性とも違うんだよね。面白い役だったと思う。
さすがに表情は豊で、たくさんの表情を見せてくれた。綺麗だったし。
衣装もネグリジェからパジャマ、フリルのブラウスとどれもが似合っていた。女性の表情もいいが、はやり、ライフではあまり見られない、とっても男前な及川さんが魅力的だった。
森川さんと組む事が多かったが、ロックパーティーの時はしっかり男で、森川さんをリードしていた。ネグリジェの時は勿論女役。顔が近付いてぽっとする所とか、可愛かった。
そして、身体の動きが綺麗で、立っている姿も美しかった。
そして、ダンスで素晴らしいのは指先まできちんと綺麗だった事。演技の時もそうだけれど、指先での表現も多いんだと今回思った。と言うか、指先までしっかり演技している。歌も大丈夫でしたよ。声が低いから力強く感じた。
アンコールで歌う表情は素だよね。かっこ良かった。

*森川次郎-マルヤマ
 筋肉を見せて踊るのが得意な森川さん。あの踊りはなんて言うのだろう。今回は及川さんの相手役と言う感じで見てしまった。
筋肉は6つに分かれている腹筋の話しを聞いたばかりだったので、つい腹筋の目が行った。気弱なマルヤマさんはマッチョの時も気弱だった。
前回の出演は踊りのみだったそうだが、今回はちゃんと歌っていた。

*松岡英明-ジョニー/カワサキ 
 昔から名前は知っている松岡さんだけれど、音楽は聞いた事がない。今回は杖を付いているので、本格的な踊りはなし。アンコールなど見ていると、場を盛り上げるムードメーカーになっていた。
髭面の役だが、髭は描いているそうだ。

*寺田恵子-ロックの姐さん
 看護婦さんがやりたかったと言っていた寺田さん。SHOW-YAもあまり聞いた事はないが、ロックのノリで見せてくれる。
突然ロックで盛り上げようと言うのだから大変だなーと思ったりした。始めのシスターで歌う曲はその日によって多少差があった気がする。
ラストの方で歌う時は良かったけれど。歌がメインだから、演技はあまりしていなく、地かなと思った。

*ROLLY-ドクター・ロリータ
 インパクトのあるローリーさんだと思うのだが、いまいち派手で目立つけれど、インパクトの方はなんとなくいまいちと思った。後で気が付いた。それは重要な台詞を言っているのだが、それがいまいちなんだと。なんかしっくりと伝わって来ないのが、インパクトの薄さに繋がっている気がした。
白衣も白だけれど、きらきら光沢のある布で、そんな所はやっぱりロックだと思う。
ドクターよりおじいちゃんの方がキャラクターとして、しっくりして良かった。

*佐藤美貴-ミカ
 本当は自分が癒されたい看護婦さん。昔はミュージカルスターを目指していた。佐藤さんは歌の人。小柄でほっそりしていて、可愛かった。他の看護婦ダンサーさん達の逞しさとは違っていたから、これが歌手とダンサーの違いかーなんて思った。

*Takuya-カズヤ
 お得意はブレイクダンスとラップ、ですね。
ブレイクダンスは演技にも使われていて、効果を上げていた。
目も大きくて、はっきりした顔立ち。でも表情がないんだよね。   
 
*伊達晃二-コウタロウ
 そうか、この2人の名前は役名にも近いんだ。今気が付いた。
コウタロウはいつもギターを持っていて、長渕の物真似が得意なのは、伊達さんなのね。おとなしそうな感じだった。
点滴をしているので、踊る時もその点滴の支える棒と一緒でかなり大変で可笑しみがあった。
カズヤとコウタロウはコンビ。この2人が歌う「僕らの未来」が良かった。

*宮田はるな、広田舞、高橋志穂、大澤恵-看護婦さん
 看護婦さんはダンサー。みんな大きいし、ボリュームがあり。
衣装も色っぽいし、ちょっとどきどき。
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