しましましっぽ

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「ぷろぐれす」 Studio Life その2

2021年12月18日 | 観劇
「ぷろぐれす」 Studio Life その2

晦日チーム キャスト
溝口真理子(長女、22歳) 関戸博一
溝口芙美子(次女、21歳) 松本慎也
溝口日向子(三女、18歳) 曽世海司
溝口球子  (四女、17歳) 石飛幸治
久我道彦(幼馴染、22歳) 緒方和也
森貞夫(ジャズ演奏家、24歳) 吉成奨人
溝口晴子(母、40歳)    宇佐美輝
小津安子(伯母、45歳)   伊藤清之

出演者はこの8名だけ。
溝口家の日常と、そこに訪ねてくる3人の人たち。
真理子の結婚話があったり、芙美子と球子の姉妹喧嘩があったり。
特に大事件が起こる訳ではなく、日々が進んで行く。
自分よりひと昔前かふた昔前の時代という感じだが、昭和だからか懐かしさも覚える。
ゆったり静かに時間が流れる。平凡だなと思ったが退屈ではない。
でも、段々引き込まれて行く。
それぞれの気持ちが表情や仕草で分かるから。
溝口家って面白いな、と。
喧嘩も、お互い様なのだけれど・・・。
球子は燃やしてはいけないよね。取返しが付かなくなるから。隠すだけにしておけば良かったのに。17歳にしては子どもっぽ過ぎる行い。
そして、事件はやっぱり戦争なのだ。戦争の事が出てくると、緊張感が増す。
語り手は球子で、その後の事も話してくれるが、三女の日向子は原作と同じなのが悲しかった。

面白いのは役の年齢と役者さん年齢が反対になっていること。
1番若い伊藤清君が45歳で、17歳の球子が大ベテランの石飛さん。
お母さんも若い宇佐美さんだし。
でもそれが妙に合っていて、それが楽しかった。
清伯母さんも、厳しいようだが、とても溝口家の人たちを大事にしているのが良く分かる。
芙美子と似ているということだが、他人の気持ちが分かるのは年の功かな。
それが若い人の考えと違うとしても、根底にある優しさが感じられた。
石飛球子も表情が子ども。企んでいる時や困っている時やクルクル変わるのが楽しい。
曽世日向子も、とても静かな性格だが、表情で気持ちが手に取るように伝わる。

もう1つの元旦チームは、伯母さんとお母さんがベテランさん。
大部違って見えると思うのだが、残念ながら今回は1本のみの観劇。
コロナ禍の中、久し振りの観劇。まだ不安もあり1本に絞った。
元旦チームはDVDで見るのを楽しみにしている。
久し振りの生の観劇は楽しかった。
早く、普通の生活が戻る事を祈っている。

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