しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「芸術祭十月大歌舞伎」夜の部 歌舞伎座

2006年10月25日 | 観劇
2006.10.2(月)~26(木)
「仮名手本忠臣蔵」
 五段目 山崎街道鉄砲渡しの場     
 同 二つ玉の場 
 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場            

主人塩冶判官の一大事に駆けつけられず、自責の念に苛まれる早野勘平(仁左衛門)は、女房お軽(菊之助)の実家へ身を寄せ、狩人をしています。山崎街道でかつての同志千崎弥五郎(権十郎)に出会った勘平は、名誉挽回のために仇討資金を調達することを約束。一方お軽の父の与市兵衛は、お軽を祗園に売ることでその資金をつくろうとし、手付け金五十両を得ますが、塩冶の家老の息子で今は山賊の斧定九郎(海老蔵)に襲われ、金も命も奪われます。
大金を手にほくそ笑んだのもつかの間、定九郎は猪と間違われて勘平に銃殺され、五十両は勘平の手に渡ります《五段目》。
お軽を引き取りに来た祗園の一文字屋お才(魁春)の話から、勘平は自分が与市兵衛を撃ち殺したものと勘違い。姑に疑われ、同志の千崎、不破数右衛門(弥十郎)に突き放されると切腹して詫びますが、その直後に疑いが晴れ、敵討の連判状への血判を許されます《六段目》。

「梅雨小袖昔八丈」(つゆこそでむかしはちじょう)
髪結新三

出張専門の髪結いで小悪党の新三(幸四郎)は、材木屋白子屋のひとり娘お熊(高麗蔵)と、恋仲の手代の忠七(門之助)をさらい、白子屋から身代金をせしめようとします。
誘拐された娘を取り戻そうと白子屋から依頼を受けた親分の弥太五郎源七(段四郎)が新三のもとを訪れますが、持参した金額の安さをなじられ、交渉は決裂。が、続いて現れた老獪な家主の長兵衛(弥十郎)が、まんまと新三をやり込め、お熊を取り戻すことに成功します。顔に泥を塗られて収まらない弥太五郎源七は、閻魔堂橋のたもとで新三を待ち受け、仕返しに及びます。
                    <ちらし解説より>



休憩が真中に1度だけあり、それぞれが2時間ほどの長さがあり、じっくりひとつの芝居を観たという感じだった。
イヤホンガイドは使用しているが、ガイドがなくてもストーリーは分かった気がする。
「梅雨小袖昔八丈」は笑いの要素も多く、幸四郎さんが可笑しい。
鰹をさばく場面があるが、1匹の魚の頭を取ると、ちゃんと腸まで付いてきたり、芸が細かかった。その後2枚におろして。
そんな小道具も大仰で面白いのが歌舞伎。
最後は二人が切り結んでいる途中で終わってしまうが、優雅な殺陣がこれも歌舞伎だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2006体操世界選手権 | トップ | THE ALFEE LIV... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇」カテゴリの最新記事