本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『あなたが寝てる間に』

2006年02月09日 | 映画・DVD・テレビ

 可愛いクリスマス映画です。派手さはないけど、暖かい話。

 毎日健気に生きている女の子にいつのまにか共感。

 さすがミス好感度。サンドラ・ブロック、
 ナチュラルな魅力、全開です。

あなたが寝てる間に』1995 サンドラ・ブロック ビル・プルマン

あらすじ… 駅員のルーシーは、明るい普通の女の子。悩みといえば、クリスマスを一緒に過ごす家族がいないことと、毎朝改札を通る憧れの君、ピーター・キャラハンに声をかけられないこと。
 ある日、ルーシーは線路に突き落とされたピーターを助けることに。病院で意識不明の彼に付き添っていると、キャラハン一家が現れて、ひょんなことからピーターの婚約者と勘違い。本当のことを言いたいけれど、気のいい家族に大歓迎された上、心臓の悪いおばあちゃんまでいて、もう引っ込みがつかない。おまけに、彼の弟のジャックに恋をしてしまって…。

 誰しも孤独を抱えているけれど、
 それは胸の奥にしまって、見ない振りをする。

 普段は友達もいるし、ペットもいるし、平気。
 幸せじゃない、訳じゃない。

 でも、ふとしたことから優しい家族の仲間入りをすることになったら…、
 それが偽りから得られたものでも、
 失いたくないと思うかもしれない。

 嘘をつく人は、基本的に淋しい人、という話を聞いたことがありますが。

 ルーシーの行動は、
 寄る辺無い悲哀を知る人には理解できるのではないでしょうか。

 それにしてもサンドラ・ブロックって、
 美人だけど気さくな役柄が似合いますよねっ。
 キャラハン家のみんなが「いい娘さんが来た!」
 
と喜ぶ感じが良く分かります。

 ジャック役のビル・プルマン、地味な二枚目とずっと思っていたけれど(笑)、
 ほんのちょっとした思いやりにほだされます。
 さりげない気遣いができるタイプなんです。

 二人の距離が、昏睡状態のピーターを間に挟んでいるため、
 近づきそうで近づかない。ストイックでもどかしいのです。

 物語が進むにつれて、どんどん誤解が重なっていくし。
 みんな、人の話はちゃんと聞こう。
 
落ち着け!という展開に。天然が、一番手に負えない…。

 ピーターの良さは、日本人のわたしにはよく分からないデス。
 最初観た時、えっ、と思った。すごく濃いです。
 プレイボーイでリッチらしいけど、
 寝てる間にいつのまにか婚約者ができていて、
 弟を好きになっているなんて、少々気の毒な人。

 ルーシーの相談を聞き続ける上司は、たまに答えが投げやり。
 どうすることもできませんもの。
 同じくホントのことを知るピーターの名付け親、
 自分から家族に打ち明けてあげるよ、なんて言っといて、
 手に負えなくて結局放置。所詮他人事なのだ。

 そのうちに彼が意識を取り戻したらどうなるのって、気がもめますが、
 やっぱりそうなるか!とちょっと笑えます。
 ルーシー、運がいいのか悪いのか。


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