本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

毎日バタバタしてますが

2011年03月24日 | 日々のこと
そういえば引っ越しの時の亀たちのことを書いていませんでしたね。
二匹は、ペット輸送会社の小さな専用コンテナに入って、飛行機も使って運ばれてきました。
しばらくは水温も低い状態だったのでじっとしていましたが、人間の生活環境を整えるよりも先に水槽を準備したので、みどりもかめも元気を取り戻し、今は誰よりも楽しそうに暮らしています。
様々な現実に疲れきった我々は、それを見て英気を養っている訳です。
亀って羨ましいくらい悠々としてるよね…。


さて。あれから、少し時間が経ちました。
避難していた友達が、いわきで仕事に戻るそうです。
大きな余震も未だに収まらない中、いとこや知人たちもそれぞれ必要とされる場所で働いています。
今、究極に人と物が足りないいわきで、若い人たちがそこにとどまり、地域を支えているようです。
また、避難先で気詰まりな思いをして戻ってくる年輩の方も…。

父は、結局一時的でもいわきを離れるつもりはないらしく。まあ頑固だし、自分の城を離れたら余計に調子が悪くなるタイプなので、したいようにさせてあげるしかないです。
いわきでは、皆、放射性物質の数値を見てその日の行動をしているみたいですし。被ばく対策もいちいち細かく守っていたら、暮らしていけないと言います(断水してるのに外出から帰るたび着替えをしろとか、シャワーしろとか、専門家も無茶言いますよね)。大体屋内待避地域でもない福島市のほうが数値が高いじゃないか、というのがいわき人の言い分です。それは一理ある。

母に避難を勧めたことが、果たして適切だったのかと何度も自分に問いかけているけれど…。
誰の場合であれ、避難したほうが良かったのか、とどまったほうが良かったのかなんて二択には、正解なんてないのでしょう。
そういうものですよね…。
ちなみに、母たちは避難先の伯母宅で大事にされているようです。人間的にも尊敬すべき伯母ですが、加えて理系で医療知識があって良かったです…。放射能に対する誤解や過剰な恐れがないでしょうし。
世の中、分からないことへの不安が一番危険なのでしょうね。無知ゆえに、あるいは生半可な知識を持っているが故に目が曇り、差別をするようになる…。
政府や専門家の方には、もっともっと、誰にでも分かり易く説明をしていってほしいです。特に保安院。自分たちの頭の中だけで完結しているような説明の仕方では、世間の混乱は収まりませんよ。
(東電の対外部門にはちっとも期待ができません。現場の作業員が命懸けで頑張っているのに、原発現状報告にしろ、計画停電にしろ、外に向けての対応の仕方が駄目すぎる。そのうえ、このタイミングで福島に謝罪を申し込むって…理解に苦しむよ。上の人間にはもっと現場を支えるために尽力してほしいものだ。先々発生するだろう補償問題にも、政府頼みでなくて誠実に対応してほしい…)

今現在のいわきの物資の問題は、情報源により様々ですが…。(平のイトーヨーカ堂は時間帯によって食品がうまく買えるとか。支援物資のパンの賞味期限が配られた当日だったとか。ガソリン不足は相変わらずです)
個人から個人に何か送れるか調べたら、クロネコヤマトの場合、営業所止めで受け取り人が出向かなくちゃならないけど、いわきの平とか小名浜などにも宅配便が送れるそうです。配送は2日から10日程度かかり、クール便は不可。
その他いくつか条件がありましたが、いわきにも送れるようになったのは喜ばしきことです。
いわきのお友達のみなさん、時間はかかっても構わない必要物資があったら、出来る限り送りますので、知らせてくださいね。

実は、西日本のお店からも懐中電灯や電池などが消えています。水も箱買い個数制限があり完売しているものもありました。入荷量が減っているからでしょうけど、ちゃんと被災地優先で回っているのかなあ…。
買いだめせず、冷静に暮らそうとしてるんだから、もし物資が首都圏ばかりで消費されていたとしたら、なんか悲しいなあ。

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