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引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

京都御苑の桜

2015年04月10日 | お出かけの記録

先週末は夫と京都の花見に行きました。
前後に雨が降ったけど、この日はよく晴れていましたよ。

4月4日土曜日。
夫の休みに合わせて、京都の桜を観に行く予定でした。
(以前から約束していたけれど、その頃には雨で花が散ってしまうのではないかと危惧し、
慌てて一人で桜の写真を撮りに行った、先日のわたし…。抜け駆けである)
夫が好きな枝垂れ桜を観ようということでしたが、
京都御所が春季一般公開で見学できる時期だという情報をいただき、
では京都御所に行こう、と話がまとまったのです。
(わたしたちは今まで観光に来ても、京都御所を見学したことがない。
通常の場合、事前に参観申し込みが必要だから)

京都御苑に入りましたら、枝垂れ桜が色鮮やかに咲き誇っておりました。

綺麗ね。とっても綺麗ね。

勿論花見客でいっぱいでしたけど、場所が場所だけに節度のない振る舞いをするような輩もなく、
ゆっくりのどかに時間が流れていきました。

楽しそうな子供もお父さんお母さんも、絵を描くおじさんも携帯で写真を撮るおばさんも、
みんな上を見上げて、うっとり。

しかしわたしが撮ると、春を極めたその美しさが充分に表せないのである。

枝垂れ桜が…なんだか魔女の森を思わせる暗さ…。「置いてけー」とか言いそう。

あとで家に帰って自分の写真を眺め、うっすら欠点を自覚しましたよ…。

・構図が適当
(撮影が上手い人は、辛抱強くいい位置を探して、そこから動かない。
しかしわたしは、花見客を避けながら撮影することに疲れて、無思慮にもババッと撮ってしまう)

・光の向きを考えない
(撮影が上手い人は、カメラの機能を熟知して、場合に応じた対処をしながら撮るものである。
しかしわたしは、報道カメラマンじゃないんだから後で修正すればいいか、と割り切りすぎて、
曇りだろうが逆光だろうがオート機能任せで撮ってしまう。そして修正しても微妙な写真が残る)

・待たない
(撮影が上手い人は、被写体の周りにカメラマンが沢山いてアイドル撮影会状態になっていても、
人が去って自分が撮影したいと思える景色になるまで、じーっと一ヶ所で待ち続ける。
しかしわたしは、『あっ、見切れた。また誰かフレーム内に入ってきた。ピント狂った。
こんなもんだよね…もういいかな…』と、すぐ諦めてしまう)

全体的に勉強不足で慎重さが足りなくて根気が欠けているのである。反省…。

さて、夫が感心していたのが、こちらの光景。

斜めに流れるように、まるで日本画の世界のように枝が伸びる、自然の妙。さながら、桜の瀧か。
儚く散る前にこのままの姿を留めておきたくて、人は写真を撮るのだろうなあ。

この桜も、今考えればもっと別の角度から撮るような工夫をしたほうが良かったかも…。

観た時はすごく綺麗!と思ったのに、なかなかその印象が表現できない…。

行き当たりばったりに桜を撮り続けただけで、気力を使い果たしたわたしは、
その後の京都御所の写真は夫に任せることにして、ほいっとカメラを押し付けたのでした。
そうしたら、御苑の桜は60枚くらいしか撮っていないのに(疏水関連でも110枚超くらい)、
御所で夫が撮った写真は260枚以上だった。
いや、数があればいいってものじゃないとは思うけど…。
彼は一ヶ所一ヶ所漏れなく念入りに撮り続けたらしく。
集中力で負けた。



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