要約できない人生のあれこれ

気ままに日々のこと
いきづらさを抱えて。なんでもない日常のこと。ごみ捨て場。届かない。

ゆめみたものは

2015-09-07 14:59:25 | 日記





夢みたものは…

という立原道造の詩がある。



私はこの詩を石井先生に教えてもらってから

それがいちばん、ずっといちばん、好きな詩です




後に、これは6月のある日曜日に軽井沢への旅行で

恋人にプロポーズをしたしあわせをうたう詩であることを知る



私はこの詩が泣きたいくらいにすきだ



余分なものがなく、

とてもとても、

しあわせが詰まった詩だと思うから

その、風景に飛んでいけるような

そんなあたたかさ、

くるしいほどに繊細で

純粋で



私はこの詩がほんとうにすきだ




そんな世界と、現実の

私の周りにある

私が感じている世界を

比べてみると

哀しくて

痛くて

ゆめは、儚くて

泣いてしまいそうになる

私はこの世界に染まって

汚い存在であるし

どうにもこうにも夢ばかりが

届かないところに

えいえんに。



汚いからこそ、きれいなものを望む

汚いからこそ、きれいなものが見えるのだ




立原道造は、自然をうたったひと

きっと彼は人間の穢さや愚かさを

よく、考えていたのだと、、

なんとなくそんな気がする




私は植物になりたい

花や木や葉っぱにまぎれて

そのまま朽ち果てたい

抗いたくない

植物のようにきれいでつよいものになりたい