山口百恵さん

2015年09月10日 | 日記

 

山口百恵さんだよ。

今更ね、私がどうこう言ってもね。。

そんな感じの、すんごい人。

かつてこれほど見事に芸能生活を終えた人もいないわけで、

ほんとに稀で、不思議な人。

以前から百恵さんと椎名林檎さんの類似性を語ってきましたが、

 二人に共通してるのは、

無臭無色という、その形。

その変容は清楚なお嬢様から悪女まで変幻自在。

ご承知のようにアーティストやタレントというのは、

ある色や、あるイメージを確立していくのが通常である。

しかしこの二人にはそれがないんだな。

つまり、彼女らは何色にでも染まることが出来るのだ。

それは同時にイコール、何色にも染まらないという

強い意思も共存しているわけで、

私は何者でもないという、

表現者として天性の資質を持ってるわけなんです。

百恵さんが引退を決めた時、

「さりげなく」という言葉を使ってたのを覚えてますが、

その言葉に彼女の決意が凝縮されてる気がします。

再結成も、ふたたびも、良いでしょう。

でも百恵さんのように、振り返らず、

消えてゆく美学も、今の日本に必要なことだと思ったりします。

「凛」という言葉ほど日本らしく、

日本が失った言葉もないように感じます。

 

因みに百恵さんが引退したのは21歳。

圧巻です。
 
百恵さんの音楽観を変えた、作詞家・阿木耀子さんの言葉です。
 


詩を理解しなさいと言われるが

理解しなければならない詩はすでに

もうそこで

歌ではないような気がする

 


この言葉に百恵さんの心は溶けていったそうです。

百恵さん21歳、阿木さん31歳です。

さらに圧巻なのです。

やはり人間は年齢でも経験でもないんですね。

覚悟なんですな。


 

今夜のMsは珍しく座りで。

ギターとは不思議なもので、立ち座りで凄く演奏に影響があるんだ。

気分的なこともあるでしょうが、

選曲も若干変わったりね。

今日は座りが功を奏したのかな?

なかなか予想外のステージングをやれたかな。

隠れ迷曲?「別冊マーガレットのような恋がしたい」いよいよ解禁か(笑)

浦添の「私のマーガレット展」も行きたいぞっと。

 



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