シーナが亡くなって3年経った。
最近特番やドラマでよくシーナに会うので、
少しシーナとの思い出話などを。
もうあれから何年なるんだろ?
シーナ&ロケッツと松山のビアドームのイベントで一緒になった。
僕はその時、即席バンドをバタフライのNと組んで出演したんだ
個人的にはマコちゃんと紫の清正のセッションが見たくて
お膳立てもしたんだけど、
なんと最後まで清正がギター弾かなかったとゆう…(笑)
この話はまたいつかの機会にでも♪
いやいやその時のシーナ&ロケッツは凄かった。
何が凄かったというとね、とにかくデカイのね、
マコちゃんのギターの音が!
ステージも客席もギターに覆われてる感じでね(笑)
確か途中でエキサイトしたマコちゃんが弦切っちゃって、
弦張り替える間僕のテレキャス弾いてたんだけど、
そりゃ凄い音だった。
レスポールのイメージのマコちゃんだから、
テレキャスってのもレアでね、
ジャキジャキとウィルコ・ジョンソンみたいに刻んでた。
印象的だったのは「Satisfaction」!
きっと世界中のバンドがカバーしてると思うけど、
僕が聴いた中じゃ、二人が歌うSatisfactionが1番カッコ良かった。
ステージ降りた後のシーナはとてもチャーミングな人で、
あの髪にバスタオルをカッコ良く巻いて、
みんなに「最高ぉー」なんて声を掛けて回ってた。
一方のマコちゃんはオーラが凄くて、ステージを降りても頭から湯気が立ってた。
ロックンロール湯気ってヤツだ。
その光景はまるでボクサーがリングを降りたような感じで、
今でも目に焼きついてる。
打ち上げがまたステージに負けずに楽しかった。
シーナもマコちゃんもお酒は呑まないんだよね。
が呑まないかわりに、二人とも鬼のようなベビースモーカーで、
タバコ消しては火を付けるって感じでさ、
話してても目の前の煙がドライアイスみたいなモクモクで
まるでステージみたいだった。
僕が最初にマコちゃんに掛けた言葉が
「ギター音デカイね!」だったと思うんだけど、
面白いのが、それを聞いたシーナが間髪入れず
「でしょ?マコちゃん大きいよね〜」と入って来た。
言われたマコちゃんがまた
「そっか?、、、高校の時と変わらんけど、、」
みたいな感じで、とても夫婦とは思えない初々しさがありました。
マコちゃんはファンに囲まれて、サインやら何やらであまり話せなかったけど、
その時結構シーナとは話せたんだ。
どういうことでそういう話になったのかは覚えてないですが、
シーナとチャーリー・ワッツの話になってね、
やっぱりバンドはドラムよね〜みたいな感じで、
あ、シーナもボーカルだからリズムにこだわりがあるんだ、とか思った。
けど、男子のドラマーでも、チャーリーの話なんてした事ないのに、
シーナと話せた事が1番嬉しかったし、感動した。
チャーリー・ワッツの話を延々出来る女性なんて、
もう二度と会えないかもね♪
二人ともすごくオープンでナチュラルな人でね、
どっかの酔っぱらいが「鮎川さん!これが沖縄のロックンロールです!」
なんつーてゴーヤーチャンプルを目の前に差し出すんだけど、
マコちゃん人は「ほ〜これが沖縄のロックンロールね!」
つーてバクバク食べてた(笑)
また誰が呼んだか知らないけど、
三線持った歌者が急に現れて来てカチャーシーが始まるというね(^_^;)
それも二人ともノリにノッちゃって踊り出すしね、
シーナは初めてカチャーシー踊ったとは思えないぐらい、
様になってたの覚えてる。
シーナとマコちゃんのカチャーシー、、、これもレアだよね(^ ^)
ほんと楽しかった。
このビアドームのライブシリーズで来てた塩次伸二さんもそうだったけど、
とにかくみんな音楽好きでね、
もう永遠に音楽やギターの話出来るような人達ばかりでした。
シーナもマコちゃんもとにかく全身音楽って感じでね、
みんなとずっと音楽の話してた。
テレビで見たシーナの葬儀も、とてもマコちゃんらしい見送り方でね、
挨拶とか友人との会話とか、いつだって真摯なあの感じで、
胸打たれました。
冒頭に話したその二人をモデルにしたドラマ観たんだけど、
その中でシーナがマコちゃんに言うんだよね、
「マコちゃんはキース・リチャードよりカッコイイ」って。
シビレちゃうね。。。
ちょっといないよね、こんな夫婦は。
では、シーナ&ロケッツは好きな曲色々あるんですが、
リアルタイムで観てたし、画期的な事件ってことで「ユー・メイ・ドリーム」を。
未だに♪LaLa,,,So If you Love me♪ってトコ来るとキュンとしちゃうな。
前半の司会者のつまらない話は無視して聴いてちょ♪
シーナ&ロケッツ You May Dream(1980)