R.I.P〜ムッシュ

2017年03月02日 | 日記

 

 

 

 

 

都会の大人という感じで、僕の目に初めて映ったミュージシャン。

かまやつひろしさんが旅立った。

その独特な世界観は一言で言うと、すごく力が抜けててスマート。

そういうラフさに初めての都会人を感じたのかもしれません。

ロンドン風なファッションやゴロワースなど、

伝説の六本木のキャンティの常連だったり、

まさに僕の憧れの自由な東京を生きた人。

 川添浩史さん梶子さん夫妻、加藤和彦さんやZUZU、

村井邦彦さんらと同様、

インテリと不良が同居したような魅力的な人でした。


 

そしてムッシュの1番の魅力は楽曲ですよね。

スパイダース時代から「バン・バン・バン」「あの時君は若かった」

「フリフリ」「ノー・ノー・ボーイ」「なんとなくなんとなく」など、

洋楽テイストのある名曲を書いています。

洋楽を上手く自分の音楽に消化して表現したという意味では、

服部良一さんと同じ流れですよね。

ソロになってからも、

「どうにかなるさ」や「ゴロワースを吸ったことがあるかい」と、

ジャンルを飛び越えたような楽曲も残した。

ムッシュはまたすごくギター好きでも有名で、

「我が良き友よ」をジャズコードでアレンジしてたりしててね、

うわぁ〜ギター好きなんだなぁ〜と感心させられました。

知り合いの話では、

よく東京のライヴハウスでムッシュと遭遇したらしいのですが、

普通に明け方まで若い子と混ざってギター弾いてたようです。

古希越えてですよ!憧れます。

ムッシュも昭和を代表するアーティストでしたが、

本人は何よりも新しい物が大好きな人でしたから、

きっと「昭和の人なんてヤだよ!」なんて言いそうですね。

個人的には荒井由美の頃のユーミン、

吉田拓郎と南沙織との共演した歌番組が1番思い出深いですね。

ムッシュの冥福を祈り、こちらをどうぞ。

 

 

 ゴロワーズを吸ったことがあるかい ムッシュかまやつ


 ルージュの伝言 [荒井由実]


 


Skydust

Koko