昨日(6月12日)FOMCの前に発表された5月の消費者物価指数は年率3.3%で事前予想の3.4%(4月のインフレ率でもあった)より低かった。
午後の連銀声明で、連銀の目標とするインフレ率2%に向けて、緩やかな進展があったとのべ、政策金利は据え置き、年内に1回の利下げを示唆した。
しかしトレーダー間では、年内に2回の利下げがあるという予想は前日の52%から61%に高まった。債券市場では10年国債の利回りは前日の4.4%から4.294%に低下した。
株式市場では、S&P500が初めて節目の5,400ポイントを超え、ナスダックとともに高値を更新した。ダウは0.1%下落。
個別銘柄ではAIへの取り組みが好感され、一昨日7%の株高となったアップルがこの日も3%近く上昇し、ザラ場で一時マイクロソフトを抜いて時価総額世界一となった(取引終了後ではマイクロソフトについで世界第2位)。
時価総額競争は、AIレースで出遅れていたアップルがレースに参戦してきたことで、活発化しそうだ。
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