弁理士法人サトー 所長のブログ

弁理士法人サトーから法改正や事務所の最新情報を提供します。

年末のご挨拶

2015-12-25 16:17:34 | 事務所情報
本日12月25日は、サトー国際特許事務所の仕事納めです。

今年は、事務所では様々な新規の取り組みを始めました。
ウェブサイトをリニューアルし、ブログやフェイスブックを始め、模様替えや事務所の玄関を作り替えたり(ほぼ手作り)、イメージチェンジを進めました。

先日、外国の代理人が事務所を訪問してくれたのですが、うちのウェブサイトを見て「力が入っていない。仕事で勝負する意志が伝わって、好感が持てる。」と非常にポジティブな意見をもらいました。
サトー国際特許事務所の考え方に共感してもらい、大変ありがたいと思います。

今年1年を振り返って、事務所を巡る周囲の環境は、まさに「激動」という言葉に相応しかったと思います。ちょっとここには書きづらいのですが、本当に「激動」でした。
一方でこの「激動」から学ぶことは非常に多く、事業体を経営する経営者として大きく成長できた1年だったと思います。

来年は、より一層、新しいことにチャレンジし、既存の特許事務所の枠にとらわれない新しい形態の事務所をさらに模索していこうと思っています。

「特許事務所はね、実はみんなが気づいていない面白いことがまだまだたくさんあるんですよ。」

それでは、今年1年、大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。


2015年12月25日
特許業務法人サトー国際特許事務所
弁理士 南島 昇
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年末年始のお知らせ

2015-12-22 16:20:01 | 事務所情報
サトー国際特許事務所は、12月25日(金)が年内最終の営業日です。

年末年始のお休み12月26日(土)~新年1月4日(月)

新年の仕事始めは、1月5日(火)です。

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2015年 知財学会

2015-12-07 13:42:20 | ちょっとひとやすみ
12月6日に、知財学会の2015年度学術研究発表会に参加してきました。
今回初めて参加したのですが、それというのも「発表」をすることになっていたからです。
弁理士会には、僕が所属している技術標準委員会を含め、多くの専門委員会があるのですが、この委員会で調査や研究したテーマは、知財学会や弁理士会の機関誌「パテント」などで発表されます。

今年度は委員会を立ち上げてすぐ、「知財学会で発表しませんか?」という打診を受け、軽い気持ちで「OK」をしました。

ここ数年、技術標準委員会では技術標準を一つの切り口としたオープンクローズ戦略や知財戦略を実践的に身に付けてもらうことを目的とした人材育成研修を行なっています。そこで、この実践的な研修を題材に発表できそうな感じでしたので、軽く引き受けました。

しかし、発表が近づくにつれ、発表原稿を準備していると、一つ不安が出てきました。
こちらから提供できそうなことは、研修の「紹介」であって、研究内容を報告したり、議論を促したりする材料を提供することではないのです。
「学会」というと、「こんな研究をしています。」とか、「こんな研究でこんな結果が出ました」といった議論を深める問題提起をする場のように思っていたのですが、今回発表しようとしているのは「こんな研修しています。」、「弁理士に好評ですよ。」といった感じの事業報告のような感じで、「学会」になじまないのではないか、と。

というものの、ネタもないのに形だけの研究報告もできず、開き直って「事業報告」のような「研修紹介」をしてきました。

学会発表なんて、かれこれ20年以上前の学生時代以来です。学生の頃は、研究テーマに恵まれたこともあって、3回ほど学会で発表する機会がありました。
まさか大人になって学会で発表するなんて考えてもいなかったので、ガラにもなくちょっと緊張しました。

おかげさまで15分の発表は無事に終了し、5分間の質疑応答では多くの質問を頂くことができました。人材育成というテーマもあってか、聴講者も多く、気持ちよく発表することができました。
予想していた以上に、好感触でした。

会場は東京大学。
東大には始めて足を踏み入れました。
イチョウの木がたくさんあり、もう少し時期が早ければ、落葉が少なくもっと美しいイチョウ並木だったのかも。
ところで、東大は観光地ですね。
老若男女、多国籍に人々で賑わっていました!

~東大の赤門~

~イチョウの並木の先に安田講堂~

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ビジネスモデル特許

2015-12-03 13:09:13 | ちょっとひとやすみ
かれこれ15年近く前。いよいよ21世紀というころ、特許の世界では「ビジネスモデル特許」が一躍脚光を浴びました。
アメリカでなんかの金融取引方法が特許になったのを皮切りに、日本でもビジネスモデル特許が大ブームになりました。

結局、その後の数年で単なるビジネスモデルは、ゲームのルールと同じように「自然法則を利用」していない「人為的な取り決め」にすぎないとして、特許にならないこととなりました。それであっという間にブームは去り、今ではビジネスモデル特許というとこの世界では「死語」のようになっています。

ところが、このビジネスモデル。確かに単なるルールや取り決めでしたら当然特許とならないのですが、自然法則に則って作動するコンピュータを上手に組み合わせて実現すれば、今でも特許となる可能性があります。
電子データを使った決済方法などは、特許になる可能性があります。
このあたり、明細書や特許請求の範囲の記載に一工夫が必要ですので、誰でも書けばいいというわけでもありません。事務所、特に明細書を書く弁理士の能力が問われます。

さて、なぜ急にビジネスモデル特許をテーマにブログを書いたのか。
別にたいした意味はありません。
たまたま、今、ビジネスモデル特許の明細書を作成していたから、というのが理由です。
他の機械系や化学系の特許と違って、ビジネスモデルや制御系の特許は明細書のボリュームが大きくなりがちですし、時間もかかります。
作成しているビジネスモデル特許の明細書も、久しぶりの大作です。
これを自慢(?)したくてブログを書きました。

おしまい。
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