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猪瀬さんと太田さん

2006-03-12 19:32:24 | 日記・エッセイ・コラム

 先週の週末、お付き合いのあるお客様向けの会社主催セミナーがあり、私もアテンド役で行ってきました。
 社外からは昼間の講演会で作家の猪瀬直樹さん、夜のアトラクションで歌手の太田裕美さんをお招きしました。

Inose  猪瀬さんの講演は、数ページの資料をもとに、いくつかの最近の民営化議論をテーマにしたものでした。マスコミ等への登場が非常に多い方ではありますが、軽薄な暴露話・裏話的な話はほとんどなく、分かりやすいきちんとしたお話をしていただきました。

 話は(やはり猪瀬さんですから)日本道路公団民営化議論を中心に、地方行政経費の問題・国有地解放の問題・空洞化する日本農業の問題等に関する内容でしたが、どれも具体的な数字をベースに、行政官庁の常識が一般常識からどれほど遊離した実態になっているのかを明瞭に絵解きしていただいた感じです。

 「何かをしようとしたときに、邪魔しているものが何かを考えると(問題点が)見えてくる」―― 民営化議論の視点としての猪瀬さんのメッセージでした。
(参加者に対して、3月9日に発売になったばかりの猪瀬さんの著書「この国のゆくえ」(猪瀬さんの直筆サイン入り)が配られたので、またおいおい読んで見ようを思います。)

Ota_hiromi  さて、夜は太田裕美さんです。
 今回参加のお客様の年齢層はもう少し高かったので、太田裕美さん全盛期とはちょっとずれていたようですが、それでも結構盛り上がっていました。
 私はといえば、彼女のデビューが1974年ですから、彼女の活躍時期が私の中学・高校・大学時代とばっちり重なっていて、かなり得した気分でした。

  • 赤いハイヒール
  • 九月の雨
  • ドール
  • 雨だれ
  • 君と歩いた青春 (作詞・作曲:伊勢正三)
  • さらばシベリア鉄道 (作曲:大瀧詠一)
  • 木綿のハンカチーフ 等々

とくると・・・(当時、特にファンというわけではなかったのですが、)最高ですね。
 太田裕美さん自身、おしゃべりの中で、ご自身のことを「パートタイムシンガー」とおっしゃっていましたが、素直な詩ときれいなメロディ、それに合ったアコースティックな歌声はやっぱりいいですね。

 彼女の曲のうちメジャーなものは、作詞:松本隆、作曲:筒美京平のコンビによるものが多かったと思います。が、それでも、あの当時から、吉田拓郎・伊勢正三・大瀧詠一・宇崎竜童等々、それなりのミュージシャンとコラボしていました。
(しかし、改めて思うに、私も「年」です・・・冷静に考えてみると、彼女はデビューしてもう30年以上・・・ですから)

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