2015年に公開されたアメリカ映画です。
ジャーナリズムの世界が舞台となった “実話に基づく作品” は数多くあります。また、教会(宗教界) のスキャンダルを題材にした作品も少なくありません。
その点からは、 本作のオリジナリティは決して際立ったものではありませんが、 抑制したトーンでじっくり作り込んだ物語は見応えがあります。
キャスティングも、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバー、 レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ・・・ と有名どころが並ぶのですが、 それぞれが控えめながらもしっかりとした密度の濃い演技で、 作品のリアリティを見事に高めていたと思います。
今や、 ここで描かれたジャーナリズムのスピリットは映画の世界だけにな ってしまったようで、とても残念です。
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