シリーズの第22作目。ダニエル・クレイグの「ジェームズ・ ボンド」としては2作目です。
この作品も4~5回程度は観ていますが、 世の中の多くの評価と同様、確かに今ひとつの出来ですね。
前作の「カジノ・ロワイヤル」からの直接の続き物ですが、 敢えてそういう作りにする必然性もなかったように思います。
ともかくストーリーに面白みがありません。 悪役やその背景のプロットがしっかりしていないのが大きな要因だ と思いますし、局面の転回のそこここで見られる「M」のボンドへの信頼の “ブレ” も頂けないですね。
キャスティング面でも残念です。オルガ・キュリレンコやジェマ・ アータートンが出演しているものの、 彼女たちの魅力も十分発揮されていません。(ちなみに、 チャーリー・チャップリンの孫娘のウーナ・ チャップリンもちょっとだけ登場しているのですね。驚きました。)
という消化不良の心境なので、また、前世代の「007シリーズ」に立ち戻ってみることにしましょう。