青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

「悩んでいるのはひとりじゃないよ!~わたしの子育て体験談~」

2022-01-26 13:45:52 | うとう塾

2021年度 第5回うとう塾 11/26開催

 講師に蝦名佐慰子さん、沢田竜志さんをお迎えし、先輩保護者の体験談をお聞きして我が子の子育てのヒントを得る機会としました。また、参加者同士が仲間づくりのきっかけとなるように情報交換をする場も設けました。

講師:蝦名 佐慰子さん

蝦名さんは 20歳/男子/発達障害/就労移行を利用している息子さんとのお話でした。幼児期に発達に不安がありながらも受け止められない自分がいて、保育園の先生から「発達相談を受けてみてはどうか」と促され、診断名がつき保育園(3日/週)と療育(2日/週)を利用していたことを話してくださいました。また母子利用だったことから、親同士の繋がりができ色々と相談し合う事ができた事が救われたそうです。今でも親同士の交流はあるとの事でした。「子どもはゆっくりだが、確実に成長します。親も成長します。資格もない私が今は【ペアレントメンター】として活動しています。

 そして、5つのポイントを紹介してくださいました。たくさんの人と関わりをもたせる②お手伝いを長くさせる③親子の関わりをもつ④時には失敗も必要⑤本人の「意見・尊重」と「わがまま」をはき違えない。

 また、将来についてグループホームを利用し、週末は家に帰り過ごすという事を考えていていると話してくださり、兄弟とのかかわりについても「できるだけ長女からの発信や思いを受け止めるようにしていた」と話されていました。

   沢田 竜志さん

 沢田さんは、22歳/男子/発達・知的/就労継続支援B型利用のお子さんです。沢田さんは、子どもの障がい特性を知ってほしいとの思いからPTA活動などへ参加し、子どもの特性を保護者や先生方に伝えていった事で子どもの環境に変化があったが、関わりが深かった先生の移動で特別支援学級(1名)に移っていたと子どもからの話で親は知った時の話もありました。高校(特別支援学校)への通学の為に、一人でバス利用をできるように練習し一人で通学出来るようになったが、車内で同級生と喧嘩をしたり、特定の異性の隣にいつも座り学校に苦情がきて、異性との距離感やコミュニケーションの取り方を伝える必要も紹介してくださいました。高校卒業後、先輩との付き合い方やカードゲームに熱中した事からの金銭問題、SNSの使い方など新たな問題点が出てきて、親として外出のルールを決めることやGPS使用など対策をとっているそうです。父親としては、そろそろ生活環境を「グループホームへと考えている」が、妻や祖母は自宅暮らしと思っており、家族間でも思いの熱量は違っていると話されました。

 お二人からの【参加者へのメッセージ】は以下です。

・一人で考え込まず、情報を得るアンテナを張ってみてください。昔と違い、今は助けてくれる団体も増えています。苦しい時は、助けてもらって下さい。

・いろんな人に頼って、使える制度はうまく使って下さい。

 後半はお子さんの年代ごとにグループを作り、講師への質問や悩み事を出し合って情報交換を行うグループトークで盛り上がりました。

 

 

参加者アンケートからは、以下のような感想をいただきました。(一部抜粋)

学生時代は短い、大人になってからのことを考えないといけないんだなと思った。

沢田さんの行動がすごいなと思いました。この先、成長の過程で問題が起きても、それをかてにして、なんとかのりこえていこうと思いました。

失敗をさせて、たくさん経験させて、将来へつなげることを意識したいと思いました。

実際に体験、経験してきた事を聞けてとてもためになりました。同じ想いをしてきたと分かり、もっと話を聞きたいと思いました。

子どもの今後の進路や仕事をしていけるのか?心配があります。体験を聞けたのがとても良かったです。

ペアレントメンターという存在を知れたこと。

全てがうなずける内容。

感染対策へのご協力と、ご参加ありがとうございました

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