いよいよ平成28年度うとう塾がスタートしました!
第一回は「発達障がいってなぁに?~子どもとどう関わればいいの?~」をテーマに、弘前大学大学院医学研究科附属 子どものこころの発達研究センター特任准教授 栗林理人さんを講師としてお招きしました。
発達障がいとは?どんな特性があるのか?など基本的なお話から、子どもとの関わり方や受け入れ方についてお聞きしました。
発達障がいとは、ASD(自閉症スペクトラム障がい)、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)、LD(学習障がい)DCD(発達性協調運動障がい)などの脳機能の先天性の障がいです。
生まれつきとはいえ、養育環境を整えることにより、症状がよくなることがあるそうです。好ましい刺激があってストレスが少ない環境では、有利な遺伝子が活発化し、後天的に発症を抑制すると説明していただきました。
『子どもに、たくさん居場所を作ってあげることが大事です。』と栗林先生。自宅、祖父母宅、学校、放課後児童クラブ、習い事の場に『子どもたち一人一人の特性を理解し、見守ってくれる大人』が存在することで、子どもたちが様々なことを経験し、自分のことを自分で選択する力が身に付くそうです。
診断結果や病名に拘らず、子どものできること、できないこと、困っている苦手な部分を理解してあげることが重要だとお話しされました。 その上で、子どもの特性を理解し、認めてあげることが大切だということです。
受講者の皆様からのご意見(アンケートから抜粋)
養育環境の大切さがよくわかりました。
居場所を多く作ってあげようと思いました。
得意な分野で社会との関係を持たせるカリキュラムがあることを知りました。
本での情報は断片的ですが、先生のお話は総合的でわかりやすかったです。
障がいを含めた子どもの個性を受けとめるというお話に感動しました。
自分と同じ悩みを持っている親御さんがたくさんいて、共感がもてました。
アンケートへのご協力、ありがとうございました(^ ^)
症例は漢字が多く、難しそうと身構えていた私でしたが、不注意優勢型、衝動性優勢型をそれぞれのび太、ジャイアンに例えて説明していただき、すぐイメージが浮かび、とてもわかりやすかったです。
栗林先生、ありがとうございました!!
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