2022年度 第2回うとう塾 6/3(金)
講師:青森市教育委員会事務局指導課
教育支援室副参事兼教育支援室長 工藤 将大さん
子どもが活き活きと楽しく学校生活を送れるように、子どもにふさわしい学びの場を決定するための手続きや通級指導教室等の具体的な様子を伺いました。
就学先を決めるに当たって、友達とケンカが多い気がする。落ち着きがない。勉強についていけるかなぁ。何か支援をしてもらった方がいいかも。と思ったらまずは担任へ相談し、支援方法を検討・工夫して子どもに合った適切な就学の場を考えていきます。青森市教育委員会も子どもの障がいの程度、状況などを総合的に検査・判断し、子ども一人一人にあった指導や支援の在り方、望ましい教育の場を保護者と共に話し合い、考えていきます。
支援の場には、①特別支援学級②通級指導教室③特別支援学校がそれぞれあります。
特別支援学級は小・中学校に設置された学級。通級指導教室は「ことばの教室」「まなびの教室」が小学校に2校。「サポートルーム」が中学校に2校設置。③.特別支援学校は県立学校で8校設置されています。その他、交流及び共同学習(交流籍制度)なども行い、地域の学校で共生社会を目指しています。
子どもに合った就学先決定に向けた手続きの流れについても詳しく説明がありました。
通級希望の場合も同じで、①A票(申込票)を提出後、②専門検査、③医師的検査、④教育支援委員会の判断会議を受けて、⑤総合判断の結果が通知される。また、幼児の場合は、教育委員会(教育支援室)と就学決定に向けた話し合いをして、保護者と合意形成をする。小・中学生の場合は、校長などと就学先決定に向けた話し合いをして保護者と合意形成をしてから、就学先確認票を教育委員会へ提出、教育委員会が就学先を決定する流れとなります。
教育委員会が就学先を決定するまでには、A票の提出から結果案内まで約3ヶ月かかること。特別支援学校へ入学して転校を希望する場合は10月中旬までに提出すること。子どもの成長や環境の変化により就学の場の変更はA票を再提出することで申請できる。A票は一年中受付しているが、11月末日までに提出しなければ、次年度の就学に間に合わない可能性があるので注意が必要になる。
最後に、子どもの得意苦手を知りどのように困っているのか、その子にとって何が必要かを考えることや、子ども達がのびのび と学校生活を送れるよう願っていますとお話いただきました。
参加者アンケート
グループでお話できたのが良かったです。
講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました
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