サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

JR東、結局はお金ですか?

2009年11月27日 00時10分11秒 | その他
11/25水、JR東日本の清野社長が十日町市議会議場に於いて一連の不正取水問題について市民に謝罪した。

ワタシはJR対策の市民協議会メンバーとして答弁台のナナメ後方に席があり、その謝罪メッセージを聞いた。


↑謝罪会場の十日町市議会議場
左端…市民に対してアタマを下げるJR清野社長と幹部
手前…市長と市民協議会メンバー

不正取水を詫びるのは当然として、それ以外に今まで認めずに正式な謝罪がなかった部分、すなわち合法ながらも長年の水力発電に伴う大量取水により河川環境を悪化させたことや、我々市民団体に対して誠意を持って接してこなかったことなど詫びた。

また、そのお詫びのシルシとして30億円を十日町市の基金に拠出したいと申し出た。
信濃川の河川環境改善などに役立ててほしいというお金らしいれど…もらってどうするのだろう?

30億円といってもJR的には、2ヶ月も発電機を回せば稼げてしまう額かな。

最後に、「再び発電を再開するために水利権の申請をしたい」などと、コリもせずに明言。

どうせなら「市民の皆様が出て行けというなら、明日にでも撤退する覚悟です」とか言えないものかなぁ。
本気で詫びるって「お金出すから許してね」なのか?

30億円を信濃川に流しても、川は喜ばないだろうなぁ。

水を自然に流す以外に川をよみがえらせる方法があるのだろうか?


市長も「これからやっと水利権などの条件交渉のステップに入れる」と言っている。

交渉の「条件」って何だろう?

「信濃川にはこれだけの水が絶対必要だ」という意外に、取引条件などないと思うけど。

交渉のネタにさらされる信濃川がかわいそうで仕方ない。


時間があったので記者会見場にもずっといたけど、新聞記者の質問は30億のことが圧倒的。

例えば社長に「いま滔々と流れている信濃川を見て、何を感じますか?」とか、質問をしてほしかった。
「30億円で河川環境改善してほしいと詫びながら、一方ではまた川の水を奪おうとしていることに矛盾は感じませんか?」なんてのもいい。

今後、JRと話す機会があると思うので質問してみよう。


↑翌日の新潟日報朝刊。一面トップ記事になった。
早速、徳島の野田知佑さんにFAXして電話でも話した。

今日、水先案内舎の星野さんから電話があり「あさってTV局とアイドル釣り師を乗せて信濃川をラフトで下るから、どう?」と誘われた。
美人アイドル釣り師と一緒だというので、是非参加したいところだけど、残念ながら子守を頼まれていて断ってしまった。

JR東の社長をお誘いしたら乗るだろうか…

JR東は小千谷市に基金20億円、川口町に7億円寄付すると今日のニュースで流れてた。
人口比で算出したのだろうか。

小千谷、川口はタナボタでしたね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
固有の存在 (みなづき)
2009-12-06 13:30:05
信濃川はJRのものでも市町村のものでもなく、固有の存在として不可侵にして欲しいネ。「信濃川は信濃川だ~」って。山手線は1日も1本も止まってないし。「ただ無駄に流すのはもったいない」っていう発想は人間から見た発想で、自然から見たら無駄でも何でもなく、当たり前に有効な流れなんだけどね。今の信濃川を見ているとふくよかな気分になって思わず微笑んでしまいます。30億円の価値ではないです。
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そうですね (サンタ)
2009-12-06 16:55:14
信濃川の立場になって考えるのが一番大切だと思います。
交渉の道具にしたら信濃川がかわいそう。
交渉の中心となる協議会メンバーの構成も考え直した方がいいですね。
お金がほしい、農業用水がほしいといった、自分たちが良くなればそれでいいという方々の比率が高いように思います。
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