今日は母の三年目の祥月命日です。
後、2か月で94歳、長寿でした。
母と暮らした15年間、私にとって、この上ない幸せな年月だった気がする。
いつの頃からか、母が娘になった。
「きょうこちゃん きょうこちゃん」と私の名前を夜昼問わず何度となく呼ぶようになり、
私の頭はパンクし寸前だった。
「なぁにッ!」怒った顔の私を見ても、母はニコニコ顔。
「きょうこちゃん どうしたん?」「なぜ怒ってるん?」と、かわいい母。
繰り返すこと12年間。
3年間は近くの施設での生活。お盆とお正月には必ず我が家で・・・
そのうち我が家も忘れて・・・・。夫も、子供の事も、すべて忘れて・・・・。
夜寝る前に、両手で頬を包んであげるとうれしそうに安心して寝る母。
「悪い夢みませんように・・・」と。
やわらかかった母の頬。